この数週間、自作スピーカーの小改造を行っていました。
文字では伝えにくい事もあるので、あくまでも私個人のメモ書きということで・・・
(改変1)スピーカーユニットの斜め付け
FE103Eは四角刑のユニットなのですが、これを□でなく◇のように、45°回転させた状態で固定すると、
音のヌケが一気に向上しました。
理由としては、ネジ固定部が側板に近い位置になり、振動が逃げやすくなったためでなないかと考えています。
(改変2)音道の微調整
まだ音道内部が触れる状態なので、木片を適所に貼ってみました。
どうやら、エクスポネンシャル曲線に対し中太りした音道は、ボヤケタ量感のある中低域に、
ここに木片を入れていくと、伸びと締まりを併せ持った低域が出てきました。
ただ、中低域のホーン特有のクセはあまり変化せず。
(改変3)音道への吸音材挿入
中低域のクセ減少を期待して、吸音材を底部(スロートからホーン1/3位の所に該当)に挿入してみました。
低域量感が若干減少したように感じましたが、クセは殆ど変わらず。
(改変4)側板の追加
15mm厚の側板を貼り付けました。
音は肉厚傾向にシフト。かなり良好な変化です。貼り付けずとも、近くに置くだけでもかなり効果があったので、おそらくバッフル効果によるものと思います。となると、幅狭バッフルって…?
(改変5)空気室内の処理
空気室壁(ラワン合板とシナ合板)のザラザラした表面が、超高域を吸っているのではないかと思い、透明テープを貼ってみました。
音のヌケ、艶やかさが大幅に向上し、(ようやくw)各楽器の音色感が表現できるようになりました。
ただ、この処理が高域のクセっぽさを生む可能性もあると考えています。要再検討かな。
(改変6)ユニット穴の木口処理
改変5に気を良くしたカノン5Dは、ユニット周囲の木口をテープで処理。
ただ、高域に妙なクセが付いてしまい、元に戻しました。
変化量はかなり大きいポイントだったので、再考の価値は大きいと思います。
(改変7)キャンセルマグネットの装着
オーソドックスな方法で、キャンセルマグネットを装着しました。サイズはコイズミ無線の店員さんに最適サイズを選んでもらいました。
結果はかなり良好で、アンプのグレードを上げたかのような質感・実体感の向上がありました。
(改変8)スロート部への吸音材配置
スロート部の端のほうに、直径3cm球サイズの綿を詰めてみました。
中低域のクセは、大幅に減少しました。しかし、さらに詰めると音がデッドになりすぎてしまいました。
吸音材は適量が肝心です。
(改変9)空気室内への吸音材配置?
吸音材を空気室に配置してみました。
しかし、音がデッドになるだけで、良好な結果は得られませんでした。。。。
(改変10)スピーカーのセッティング
オーディオ的手法ですが、スピーカーセッティングも検討中です。
現状はMDFボードの上に黒檀スパイクを介して設置しています。
改造に改造を加え、
かなり良いところまで来たかなぁ…と思い、手持ちのヘッドフォンと比較したところ、
パイオニアの1万円のヘッドフォンにボロ負け。。。。
兄にも聴いてもらったのですが、「音がスカスカ」の一言。
どうやら、中域に強烈なクセが着いてしまっているようです。
また、低域にクセがあり、無駄に耳が疲れます…
さらに、FE168EΣ(中堅16cmフルレンジ)を使用したメインシステムと比較すると、
まず、低音に圧倒的な差があります。低域の駆動感に大きな差があり、この10cmのバックロードはいかにも共鳴で作り出した偽者の低音といった感じです。
中高音も、微小信号がFE103E(廉価版10cmフルレンジ)では出てきません。これが値段の違いというものなのか。。。
と、2009年はココまで。
安価なFE103Eの性能をフルに生かす箱を作成し、
「中堅ユニット(FE168EΣ)を用いた並のスピーカーを上回る」
という目標は達成できませんでした。
ここで諦めずに、さらなるアイディアを詰め込み、(←むしろシンプルな方向の方が良いのかもw)
FE103Eを生かしきる箱を作製してみようと思います。
(果たしてバックロードに固執すべきかどうかも、検討しています…)
文字では伝えにくい事もあるので、あくまでも私個人のメモ書きということで・・・
(改変1)スピーカーユニットの斜め付け
FE103Eは四角刑のユニットなのですが、これを□でなく◇のように、45°回転させた状態で固定すると、
音のヌケが一気に向上しました。
理由としては、ネジ固定部が側板に近い位置になり、振動が逃げやすくなったためでなないかと考えています。
(改変2)音道の微調整
まだ音道内部が触れる状態なので、木片を適所に貼ってみました。
どうやら、エクスポネンシャル曲線に対し中太りした音道は、ボヤケタ量感のある中低域に、
ここに木片を入れていくと、伸びと締まりを併せ持った低域が出てきました。
ただ、中低域のホーン特有のクセはあまり変化せず。
(改変3)音道への吸音材挿入
中低域のクセ減少を期待して、吸音材を底部(スロートからホーン1/3位の所に該当)に挿入してみました。
低域量感が若干減少したように感じましたが、クセは殆ど変わらず。
(改変4)側板の追加
15mm厚の側板を貼り付けました。
音は肉厚傾向にシフト。かなり良好な変化です。貼り付けずとも、近くに置くだけでもかなり効果があったので、おそらくバッフル効果によるものと思います。となると、幅狭バッフルって…?
(改変5)空気室内の処理
空気室壁(ラワン合板とシナ合板)のザラザラした表面が、超高域を吸っているのではないかと思い、透明テープを貼ってみました。
音のヌケ、艶やかさが大幅に向上し、(ようやくw)各楽器の音色感が表現できるようになりました。
ただ、この処理が高域のクセっぽさを生む可能性もあると考えています。要再検討かな。
(改変6)ユニット穴の木口処理
改変5に気を良くしたカノン5Dは、ユニット周囲の木口をテープで処理。
ただ、高域に妙なクセが付いてしまい、元に戻しました。
変化量はかなり大きいポイントだったので、再考の価値は大きいと思います。
(改変7)キャンセルマグネットの装着
オーソドックスな方法で、キャンセルマグネットを装着しました。サイズはコイズミ無線の店員さんに最適サイズを選んでもらいました。
結果はかなり良好で、アンプのグレードを上げたかのような質感・実体感の向上がありました。
(改変8)スロート部への吸音材配置
スロート部の端のほうに、直径3cm球サイズの綿を詰めてみました。
中低域のクセは、大幅に減少しました。しかし、さらに詰めると音がデッドになりすぎてしまいました。
吸音材は適量が肝心です。
(改変9)空気室内への吸音材配置?
吸音材を空気室に配置してみました。
しかし、音がデッドになるだけで、良好な結果は得られませんでした。。。。
(改変10)スピーカーのセッティング
オーディオ的手法ですが、スピーカーセッティングも検討中です。
現状はMDFボードの上に黒檀スパイクを介して設置しています。
改造に改造を加え、
かなり良いところまで来たかなぁ…と思い、手持ちのヘッドフォンと比較したところ、
パイオニアの1万円のヘッドフォンにボロ負け。。。。
兄にも聴いてもらったのですが、「音がスカスカ」の一言。
どうやら、中域に強烈なクセが着いてしまっているようです。
また、低域にクセがあり、無駄に耳が疲れます…
さらに、FE168EΣ(中堅16cmフルレンジ)を使用したメインシステムと比較すると、
まず、低音に圧倒的な差があります。低域の駆動感に大きな差があり、この10cmのバックロードはいかにも共鳴で作り出した偽者の低音といった感じです。
中高音も、微小信号がFE103E(廉価版10cmフルレンジ)では出てきません。これが値段の違いというものなのか。。。
と、2009年はココまで。
安価なFE103Eの性能をフルに生かす箱を作成し、
「中堅ユニット(FE168EΣ)を用いた並のスピーカーを上回る」
という目標は達成できませんでした。
ここで諦めずに、さらなるアイディアを詰め込み、(←むしろシンプルな方向の方が良いのかもw)
FE103Eを生かしきる箱を作製してみようと思います。
(果たしてバックロードに固執すべきかどうかも、検討しています…)
内部に貼ってあるテープの大半を剥がしてみました。
結果として、高域の妙な誇張感・クセは非常に少なくなり、ボーカルも素直に響くようになったものの、
篭り、重心の高さ、情報量の少なさが露になってしまい、失ったものもも少なくありませんでした。
結局は、テープが幕振動を起こし、中高域を吸ってしまっていたのだと思います。しかし、テープは超高音域を反射する役割もあり、外した場合は長短双方が出たのだと思います。
なお、外した直後から1~2時間で多少音が変わってきました。空気室エージングの効果は少なくないと思われます。