オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

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FOSTEXの新FFシリーズ

2010年11月20日 21時26分41秒 | オーディオ
最近、GX250の発表などで注目を集めているFOSTEXですが、
今度は自作向けのユニット「FFシリーズ」をリニューアルしました。

といっても、ニューリリースにある訳ではなく、
web上のカタログに「こっそり」載せてあるんですよw

stereo誌には作例が既に載っていたりと、最近FOSTEXは情報リークが早すぎる気がします。
「早い情報は雑誌で♪」みたいなノリなのでしょうかw


さて、新しくなった「FF」シリーズですが、「旧FF」シリーズと比べて
○バスレフ向けに変更(振動板重量の増加、Q0の増加)
○10㎝口径が追加
○マグネット重量はFFシリーズと同等
○中央は金属のリッジドーム
といった所ですね。

「FE En」シリーズにより廃止となったバスレフ向けユニットが、
「旧FF」シリーズと統一された感がありますね。
リッジドームや新型振動板は、市販品向けユニットで培ったノウハウを生かしている感じでしょうか。


では、一つづつ見ていきます。

「FF85WK」
旧FF85Kにあった狂気のハイ上がりは消滅し、f特上は素直に見えます。
さらに、f0が115HzとFOSTEXの中では低く、低音再生も期待できそうです。
m0は2g、Q0は0.55と、バックロードホーンにも良さそうですね。むしろFE83Enよりイイかもw

「FF105WK」
今回初のラインナップ。
FE103Enよりかなりバスレフ向けのチューニング。明白に使用用途が分かれていて良いですね。
7kHzのピークが気になる人は、電気回路での補正で行けそうです。

「FF125WK」
ツイーター無しで使えるのはココまでか。
f特からは指向性のコントロールも上手くいっているように見えます。
相変わらず7kHzのピークがありますが、分かりやすいピークなので気になる人は(ry
能率は89dB/W。FOSTEXとしては低めですね。

「FF165WK」
金属ドームのお陰で、16cm口径でも~21kHzを確保。でもスーパーツイーターは欲しいかも。
ピークは一転して18kHzへ。7kHz付近は上手く分散できているようです。
能率は92dBあるので、鳴りっぷりも良さそうです♪

「FF225WK」
基本的にはFF165WKの拡大版でしょうか。
ピークは12kHz前後にありますが、目立つかどうかは不明。
数値上の能率は平凡ですが、バスレフ向け大口径フルレンジとしての使用価値は大きそうです。



優秀な海外ユニット&カーオーディオ用ユニットが簡単に入手できる今日において、
「あえてFOSTEXを選ぶ理由」
が問われると思うのですが、新FFシリーズはそれに答えてくれそうな製品群ですね。

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