オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

共鳴管型スピーカー 「ムーンライトRS」 の設計

2011年09月16日 23時39分24秒 | オーディオ
試作7代目になるのですが、
コンテストが12月なので、そろそろ多作濫作はストップですw

今年の「ミューズの方舟」コンテストのレギュレーションは、
車載用の10cm同軸2way「ALPINE DLS-108X」を一発つかったスピーカー。
(もう参加申し込みは締切済みです)

早速、今までの経験の集大成となるスピーカーを作りましょう。


その名は、「ムーンライトRS」


背の高さと、その存在感、
そして、強く、気高く、そして優しく深みのある音を目指して作ったスピーカーです。

塗装は、シンプルな二色塗り。

ユニット近辺は、墨汁を使って漆黒を表現。
去年のコンテスト優勝者の白須氏が提唱する「除電」効果も狙いです!?
http://d.hatena.ne.jp/arcs2006/

本体側面は、木材の色をそのまま生かし、全体を透明ラッカーで塗装して輝き感を生み出そうと思います。




設計としては、基本的に共鳴管。
だから「レゾナンス」の「RS」
一回折り返しのシンプルな形です。


ユニット位置から、管端までの距離を90~80cm程度確保することで、
120Hz以上の耳障りな中低域をカットできます。
吸音材もこのスペースに少量(10cm3程度)入れれば十分なはず。

管は微妙にテーパーになっていて、
具体的には広がり率0.3のエクスポネンシャルホーン。
まあ、コニカルホーンでも大して変わらないのですが、
気分的にエクスポネンシャルホーンの方が落ち着くのですw

管の断面積は、
振動板の4倍程度。(ユニット付近)
ちょっと大きめですが、大きければ大きいなりの魅力が生まれるものです。

管の端と床面の間には、微妙な空間があり、
そこにクロスオーバーネットワークを仕込もうと思います。
ユニットからの音圧を受けず、床へ振動を逃がしやすい最高の場所です。

図には描いていませんが、
今回のALPINE DLS-108Xは、(聴感上)中域が異様に引っ込んだ特性なので、
檜無垢材で作ったショートフロントロードホーンを組み込むかもです。

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