「アムトランス」と名前だけ聞くと、
なんだ、真空管アンプ部品メーカーか・・・
と名前から連想する方も多いかもしれませんが(私もその一人でしたw)、
なんと、
マランツ・デノン・ラックスマン・TAD・STAXといった高級機に
高音質抵抗として納入しているメーカーなのです。
そして、そのお店(実験工房でもある)が、
老舗「テレオン」から徒歩約3分の距離にあるのです。
青い入り口が目印のアムトランス。
まず聞かせていただいたのが、
マランツSA11S1、山本音響工芸300Bシングル、WEのスピーカー。
300Bは、アムトランスの厳選の球のようです。
そこから出てきた音は、
伸びやかで、なりっぷりが凄い音で、ピアノがピアノらしく聞こえる、
という現代SPとはかなり違った音。
特に、ピアノがピアノらしく聴こえるのが凄い。正直、現代オーディオには嘘っぽい音を鳴らすシステムが多いorz
ここのメインスピーカーは、WE(ウエスタンエレクトリック)のレプリカ。
GIPラボラトリー のもの。詳細はこちら。
「何かオススメのディスクはありますか?」と聞いたところ
代表の草薙さんが、持ってきてくださったのが
「シャントゥーズTOKIKO ~仏蘭西情歌~/加藤登紀子 (UICZ-4154)」
ここで扱っている超高級マイクで録られたとのことで、
オーディオらしさが全く感じられない、凄くリアルで誇張感のない音。
遠方の方は、このディスクでアムトランスの音を聴いていただければと思います。
そして、驚くべきは、
SPレコード再生(CD-Rに焼いたもの)。
よく言われるような、「雨のようなノイズ」というのは本当でした。
確かに、雨のように凄いノイズ量はあるのですが、
それが凄く自然で、全く音楽視聴の妨げにならないのです!!
そのうち音質が気にならず、音楽だけが心に入ってくる・・・という不思議な体験でした。
一聴の価値アリです。
次に、LP再生。
「セレクション1973-78 / オフコース 」を再生。
オフコースは、母親に勧められて幼少時に何回も聴いていましたが、
「カッコイイ!」と思ってしまったのは、今回が初めて。
当時のお嬢様方が夢中になった(?)理由が分かるような音でした。
オーディオ的には、ハモリがキレイといったところでしょうか。ギスギスした感じが無く、自然なハーモニーでありながら、一人ずつが分離していて・・・
そんなレコード再生ですが、
「レコードを擦る音がしないんですよ。」と草薙さん
これは、ロスが極小であることの証拠で、高音質でレコードにも優しいとのこと。
また、
再生中のレコードを、拳でドンドンと叩いても、
何事も無かったかのように再生が続行。。。
これらは、オリジナルの「ターンテーブルシート」と「スタビライザー」がミソのとのこと。
HPを見ると、限定1セットなので、欲しい方はお早めに!
こうした試聴の合間にも、
オーディオの難しさ、信念など、色々と教えていただきました。
特に印象的だったのは、(以下、私の記憶なので、一部改変あり?)
大事な事は、自分の耳で聞くこと。
自分の耳は、生の音をリファレンスとする事。(多くのオーディオマニアが生音を聞かずに、自分の音にしたがってしまう。)
再生原理を理解し、音とは?を考える事。(そうしないとオカルトっぽくなるでしょ。)
若い人には、ぜひ(この世界に)入って欲しい。
若い人でも、聴けば分かってもらえるのに、iPodだけじゃ、どんどんダメになってく。
だから、こうやって聴いてもらう場所を作るのは大切なこと。知人も連れてきてね。
などなど、書ききれない程、為になるお話を伺う事ができました。
お店も居心地の良い空間で、つい長居をしてしまいそうでしたが、
次の予定もあるので、今回はこの辺でおいとまさせて頂きました。
なお、試聴会(ミニコンサート)もあるとのことで、ぜひ行ってみたいと思います。
今回は、予約もなしに行ってしまい、ご迷惑お掛けしました。(できれば予約しておくとスムーズだと思います。)
代表の草薙さん、お店の皆さん、ありがとうございました。
なんだ、真空管アンプ部品メーカーか・・・
と名前から連想する方も多いかもしれませんが(私もその一人でしたw)、
なんと、
マランツ・デノン・ラックスマン・TAD・STAXといった高級機に
高音質抵抗として納入しているメーカーなのです。
そして、そのお店(実験工房でもある)が、
老舗「テレオン」から徒歩約3分の距離にあるのです。
青い入り口が目印のアムトランス。
まず聞かせていただいたのが、
マランツSA11S1、山本音響工芸300Bシングル、WEのスピーカー。
300Bは、アムトランスの厳選の球のようです。
そこから出てきた音は、
伸びやかで、なりっぷりが凄い音で、ピアノがピアノらしく聞こえる、
という現代SPとはかなり違った音。
特に、ピアノがピアノらしく聴こえるのが凄い。正直、現代オーディオには嘘っぽい音を鳴らすシステムが多いorz
ここのメインスピーカーは、WE(ウエスタンエレクトリック)のレプリカ。
GIPラボラトリー のもの。詳細はこちら。
「何かオススメのディスクはありますか?」と聞いたところ
代表の草薙さんが、持ってきてくださったのが
「シャントゥーズTOKIKO ~仏蘭西情歌~/加藤登紀子 (UICZ-4154)」
ここで扱っている超高級マイクで録られたとのことで、
オーディオらしさが全く感じられない、凄くリアルで誇張感のない音。
遠方の方は、このディスクでアムトランスの音を聴いていただければと思います。
そして、驚くべきは、
SPレコード再生(CD-Rに焼いたもの)。
よく言われるような、「雨のようなノイズ」というのは本当でした。
確かに、雨のように凄いノイズ量はあるのですが、
それが凄く自然で、全く音楽視聴の妨げにならないのです!!
そのうち音質が気にならず、音楽だけが心に入ってくる・・・という不思議な体験でした。
一聴の価値アリです。
次に、LP再生。
「セレクション1973-78 / オフコース 」を再生。
オフコースは、母親に勧められて幼少時に何回も聴いていましたが、
「カッコイイ!」と思ってしまったのは、今回が初めて。
当時のお嬢様方が夢中になった(?)理由が分かるような音でした。
オーディオ的には、ハモリがキレイといったところでしょうか。ギスギスした感じが無く、自然なハーモニーでありながら、一人ずつが分離していて・・・
そんなレコード再生ですが、
「レコードを擦る音がしないんですよ。」と草薙さん
これは、ロスが極小であることの証拠で、高音質でレコードにも優しいとのこと。
また、
再生中のレコードを、拳でドンドンと叩いても、
何事も無かったかのように再生が続行。。。
これらは、オリジナルの「ターンテーブルシート」と「スタビライザー」がミソのとのこと。
HPを見ると、限定1セットなので、欲しい方はお早めに!
こうした試聴の合間にも、
オーディオの難しさ、信念など、色々と教えていただきました。
特に印象的だったのは、(以下、私の記憶なので、一部改変あり?)
大事な事は、自分の耳で聞くこと。
自分の耳は、生の音をリファレンスとする事。(多くのオーディオマニアが生音を聞かずに、自分の音にしたがってしまう。)
再生原理を理解し、音とは?を考える事。(そうしないとオカルトっぽくなるでしょ。)
若い人には、ぜひ(この世界に)入って欲しい。
若い人でも、聴けば分かってもらえるのに、iPodだけじゃ、どんどんダメになってく。
だから、こうやって聴いてもらう場所を作るのは大切なこと。知人も連れてきてね。
などなど、書ききれない程、為になるお話を伺う事ができました。
お店も居心地の良い空間で、つい長居をしてしまいそうでしたが、
次の予定もあるので、今回はこの辺でおいとまさせて頂きました。
なお、試聴会(ミニコンサート)もあるとのことで、ぜひ行ってみたいと思います。
今回は、予約もなしに行ってしまい、ご迷惑お掛けしました。(できれば予約しておくとスムーズだと思います。)
代表の草薙さん、お店の皆さん、ありがとうございました。
ここに行ったことがあります。
少しの間、動作確認で音出しながら歓談したの
ですが、そのときも面白いお話を聞けたのを
覚えています。
クラシックの録音は、本番よりもリハーサル時のほうがリラックスしているからいい演奏が
録れることがある、とか。
生音を理解するというのは全くもって同感です。
最終的にそれをリファレンスとするかどうかは
個人の自由とは思いますが、少なくとも
生音がどういうものか、ひいてはそれと比較した
自分のシステムの音を知っておく必要は
ありますよね。
私が行ったときも、修理中の製品が何個か転がっていましたよ。
生音は、ある種の基本と言うか、
そこをどう解釈して、自分のオーディオ像を確立していくか、
というのが、私の考えですね。
う~ん、オーディオって難しいです(><)