オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

定在波ブレイカーw

2008年03月13日 22時58分26秒 | オーディオ
去年の2月上旬に作った大型散音パネルは、今までテキトーな場所に置いてあっただけなのですが、f特測定を基に設置方法を検討してみました。

図は、私の部屋の概観図です。少し斜めになった2つ赤い四角形がスピーカーで、青い部分がリスニングポイントです。

結局、右SPの側面付近にまとめて置くことになりましたが、低音域の特定の周波数に関しては10dB以上の変化が確認できました。
左SPは塗装中のため、左側の散音パネル設置は行いませんでしたが、同様の置き方になると思います。

やはり大型で重量があるため、低音定在波にも有効なようです。パネルの有無が如実にf特に現れるので、定在波ブレイカーって感じですww


このパネルの構造は、表側は凸凹ですが、裏側は平面になっているので両方試した所、中音域のf特に違いが現れました。
どちらかというと、特定の反射ピークを作らないために、SP側面奥(背面近く)では凹凸のある面で、音を乱反射させた方が良いようです。凹凸面の上に簾(すだれ)を被せれば、高音まで散音できそうです。この辺は聴感メインで決めた方が良さそうですね。

予想外だったのが、カーテンの有無。部屋の右側は(窓になっているため)カーテンの開閉が可能なのですが、両者ともf特上の違いはほとんど見られませんでした。私の部屋のSP設置位置だと影響は少なめなのかも。


今回の測定・実験での予想外の収穫は、扉付近(図では左上)に溜まる低音を抑えることで、リスニングポイントの低域特性を平坦なものに近づけられるということ。ただ出入り口だけあって、音響パネルで一発解決とはいかなそうです…

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