オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

高級オーディオラックを見てみよう♪

2010年10月23日 21時44分46秒 | オーディオ
オーディオラックは、安価なものから超高級なものまでありますが、
自作ラック設計の際に参考にした商品を挙げていきます。

㌧でもない値段のものもありますが、見るだけならタダなので |ω・`)



~ 20万円以下の注目製品 (値段は三段ラックを基本とし、テキトーにw)~


音工房Z Z101 (4万円?・2段)
http://z-sound.biz/z100/101.html
ガレージメーカーですが、おそらく最高のC/P比を誇る。
ロシアンバーチ36mm厚で構成する長岡式ラック。現在品薄中。

YAMAHA GTR-1000 (5万円)
http://jp.yamaha.com/products/audio-visual/accessories/racks/gtr-1000__j/
伝説的な超定番ラック。50mm厚のMDF(?)で構成され、重量は32kg!
質実剛健とは正にこの事ですが、設計としては古典派。

バック工芸社 BasicRack-Tower(12万円)
http://www.bach-kougei.com/seihin/basicRT.htm
米松と楓(カエデ)集成材を用いた製品。振動を開放する、というポリシーを形にした点が興味深い。
同社製の黒檀(?)製インシュレーターを介して機械を設置する。

foQ WR-312 (19万円)
http://www.foq.jp/products/rack/wr312.html
有機高分子ハイブリッド型制振シート、ハイブリッド型ニューセラミックス、木質系材料からなる拘りの複合ボード(非常に薄い)を棚板とする。支柱は鋼製クロムメッキパイプで、リジッドに固定される。

TAOC CSシリーズ (17万円)
.http://www.taoc.gr.jp/cs.html
鋳鉄粉の芯を高密度パーティクルボードでサンドウィッチし、表面を硬質メラミンで仕上げた高剛性高比重設計の棚板。スチールと木材(なら)で構成される支柱にも鋳鉄粉を封入する、徹底的な重量・整振設計。

山越木工房 BirchRack001 (12万円・2段)
http://www9.ocn.ne.jp/~takahara/audio001.htm
天板は75mm厚、側板は60mm厚のバーチ(樺)合板を使用した超重量級(50kg!)ラック。
得意の曲げ合板技術が光ります。



~ 20万以上の高級ラック (≧∇≦)ノ  ~

QUADRASPIRE Q4D Vent(24万円)
http://www.quadraspire.jp/products/q4dvent_01.html
共振を避ける形状の棚板(材質不明)に、11本のスリットを空けることでさらに振動の悪影響を避ける。
アルミ削り出しの支柱とは、柔軟に固定される。あえてフリーに固定することで、振動の熱変換と各棚板の相互干渉を避けることを狙う。

DENTEC DAR2 (27万円)
http://www.soundden.com/dentec/rack/index.html
広島のショップ「サウンドデン」のオリジナル商品。ステンレス合金の支柱に天然五色石を充填することで、振動を素早く逃がし自然な減衰を狙うという、非常にシンプルな製品思想。

ゾーセカス(zoethecus) z.3/R (当時34万円?)
http://www.axiss.co.jp/fzeoth.html
既に販売終了となっている伝説のラック。
6種類の異種素材を手作業で9層に重ね合わせ、最外層にアルミ張りの棚板。周囲の支柱はメープル材で、そこへ棚板を載せるイメージ。脚部は砂を充填したアルミスパイク構造という現代的な構成。

ミュージックツールズ ISOstaticシリーズ (35万円)
http://denon.jp/products2/musictools.html
5+10+5mm厚のガラスを接合し、デザイン性と音質を両立させている。ダンピング材充填とペイント材塗装により防振したスチール製のフレームとは、鉛とステンレス合金のスパイクで接触。
長さの異なるフレームを積み上げることで、各条件に柔軟に対応できる。

SR Composites SRX-3 (40万円)
http://www.axiss.co.jp/fsrcom.html
ハニカム構造の樹脂板をピュアカーボンファイバー板でサンドイッチ。軽量高剛性で振動伝播特性が圧倒的だとか。支柱は、カーボンと303ステンレス鋼の削り出しのハイブリッド構成。先端は超硬鋼製スパイク。

アンダンテラルゴ リジッドテーブル(30万円・1段)
http://www.andante-largo.com/rigid_table_top.html
LINNの「プレヤー台は軽量で堅牢を理想とする」という発想を元に、日本メーカーが作製。
詳細は不明だが、木質系の必要最小面積・厚を持った天板と、金属(チタン?)のフレームで構成。棚板とフレームと床は全てスパイク設置となる。

ダイナミックオーディオ5555 HALC (50万円)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/halc01.html
あの伝説のゾーセカスを超えるために、東京のハイエンドオーディオショップが作製。
全ての詳細がHPに書かれているが、ゾーセカスと類似の構成のよう。支柱はブナとブビンガの双方を用意。

Grand Prix Audio(グランプリオーディオ) MONACO MODULAR (50万円)
http://www.esoteric.jp/products/gpa/index.html
アクリルを棚板に使用し、フレームはカーボンファイバー/ソルボセイン、支柱はステンレスという特異な構成。詳細は不明だが、スパイク構造を多用するなど外部振動からの隔離を意図しているよう。

finite elemente(フィニッテ・エレメンテ)
Pagode "Master Reference"(パゴデ マスターリファレンス)HD02 (60万円)
http://www.axiss.co.jp/fFE.html
カナディアンメープルと防振材による三層構造の棚板。振動制御技術"Resonator Technology"による内部レゾネーターは的確な振動減衰を実現するとのこと。支柱はスチール。
日本への輸入はないが、さらなる上級機"Emperor" "@agode edition"も存在する。
http://www.finite-elemente.de/en/racks

COPULARE(コプラーレ)ZONAL (80万円)
http://www.cs-field.co.jp/copulare/copulare.htm
無垢の木材と思われる板材に、石英砂or鉛玉を充填。フレームは金属のよう。
海外では、更なる上級機"Grand Porto""Sial Serie A"がある。
http://www.copulare.de/english/produkte/grand_port.htm



~ 100万円以上 Σ(・ω・ノ)ノ ~


EauRouge(オールージュ) ER-Z (100万~200万円)
http://eau-rouge.jp/products/goods_rac.html
なんと、日本のメーカーです! 惜しげもなくカーボンを全面採用し、低価格の(?)カーボン製他製品と差をつけています。
フルカーボンファイバーの本機は見ているだけでも惚れ惚れします。


HRS(HARMONIC RESOLUTION SYSTEMS) HRS Audio Stands (150万円~200万円以上)
http://www.stellavox-japan.co.jp/news/pdf/SXRaudiostand.pdf (注意pdfファイルです)
御影石とアルミニウムの超剛性設計です。実物を秋葉原の石丸電気で見ましたが、「アルミ塊」っていう感じの支柱が印象的でした。
さらに、海外では上級機"MXR Audio Stands"もあるようです (;゜д゜)ポカーン
http://www.avisolation.com/audio_stands.html




いや~、ラックといっても色々ですね。
低価格(といっても数万~数十万円w)の国産高剛性ラックも、
中堅機~高級機での、振動に対する巧みなアプローチ、
そして、「何を乗せるんじゃい!( ゜曲゜)キィィィィィ」って思ってしまう超高級ラックまで。

世界広し、ですね

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