オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

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リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

FE83En用 試作6号機の試聴・測定

2010年09月19日 09時23分41秒 | オーディオ
なかなか順調な仕上がりを見せる、試作6号機です。

ある程度の完成度に仕上がってきたのが、試作4、5、6号機ですが、
その中で比較すると
低音量感 6>4>>>5
低音の伸び 5>>6>4
といった感じでしょうか。

もし気密性の高い部屋であれば5号機も活躍するのだと思いますが、
総合的なバランスの良さからすると、6号機がベストです。

4号機は、低音は悪くないのですが、癖が強いのが難点です。その癖を消そうとして吸音材を使うと低音量感減少(-10dBぐらい)という悪循環が始まるので、見切りましたw

んで、6号機のf特です。

f特を見る限りでは、4号機と余り変化は無く、
80Hz~20kHzまで出ています。

一つ気になるのが、250Hzの強烈なディップ。
スロート部での位相反転がしやすい空気室形状のためかもしれません。今後の検討課題かもしれませんね。

これ以上(細かなピークディップを)f特で議論するのは余り意味が無く、
そろそろ聴感を中心とした煮詰めに入った方が良さそうです。

実際の試聴でも、和太鼓程度なら気持ちよく鳴らすことが出来て、
大半のアニソンでも過不足ない良バランスなレンジ感で鳴ってくれます。

ただ、60Hz以下は再生不可なので、
沈み込む低域(グランカッサやパイプオルガン)にはサブウーハーが欲しくなる所です。

8cmフルレンジなので、本来160Hz程度までの再生しか出来ないのですが、
バックロードホーン箱によって上手く低域を引き出せたと思っています。


最近は、中高域の煮詰めをやっていて、
インシュレーターの吟味・吸音材の配置・ユニット取り付け方法の吟味
でFE83Enの真価を引き出しつつあります。

振動板質量が1.4gと超軽量なFE83Enですが、
一歩間違えると、不要振動が振動板に逆流(?)して非常に不快な音(頭痛がする・吐き気がするw)を奏でるユニットでもありますww

上手く飼いならせるかが、勝負になりそうですね。

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