先日(3月19日の日記にて)、いろいろな箱形式を書きましたが、それぞれに適合するユニットを選ぶことが大切です。
それを簡単に示せるのが、次の「BHファクター」と「DRファクター」かなぁ~と思っています。
(2011年12月25日に発表済みではあります…)
↑ちなみに、物理的な根拠は皆無ですw
例えば、バックロードホーン型の箱では…
<クリックで拡大>
こちらの示したFOSTEXのフルレンジSPが適合します。
グラフで言うと左下にあたるでしょうか。
しかし、これらをバスレフ箱に入れると低音不足は免れません。
さらに、共鳴管箱では制動過多となりなかなか量感を稼ぐことができないようです。
一方、共鳴管に適合するユニットは、こちらになります。
<クリックで拡大>
例としては、ParcAudioの赤パーク、feastrex、Daytonの一部のユニットを示しましたが、まだまだ製品数が少ないのが現状です。
これらはある程度振動板が重いものの、ダンパーも硬いので小型バスレフでは若干の低音不足となります。
しかし、これらのユニットを振動板面積の1.5倍~2.5倍程度の断面積をもつ管に入れると、良好な低音増強が得られるのです。制動が弱めなので、細い共鳴管でも効果的に低音増幅が可能なようです。
ただ、ALPINE DLS-108X(車載用10cmウーハー)のように、この範囲に入る特性であっても、Q0が0.8と大きすぎる場合は100~200Hz付近がブーミーになりやすいと感じています。Q0は0.4~0.6程度までが良さそうです。
そして、最も一般的な特性を持つウーハーユニットは、バスレフ箱に適合します。
(むしろ、商品として最も需要のあるバスレフ箱に適合するように、ユニットが設計・生産されるのです)
<クリックで拡大>
例としてFOSTEXの10cm~80cm口径のウーハーを示しましたが、
これらはバスレフ箱に入れることで、良好な低音特性を簡単に得ることができます。また、現在最も多くの製品数があり熱心に研究開発が行われている部類のユニットなので、優秀な特性を持つものも少なくありません。
しかし、(特に20cm以下の小口径ウーハーにおいて)バスレフ箱では相当良質(高価?)なパワーアンプで駆動しないと、なかなか表現力豊かな低音を再生することはできません。
これらの優秀なユニットをバスレフ以外の箱に入れてやることは、現状の均一化した低音再生系を打破する一つのアプローチになりそうだと考えています。
そうは言っても、従来型の共鳴管やBHに突っ込むだけでは、低音がブーミーになってしまうだけです。そこで、新しい箱形式を考える必要があり、既に「多自由度バスレフ」「バックロードバスレフ」「多重共鳴管」がその成功例だと言えるでしょう。
今回、私が試作したのが、「共鳴管付きバスレフ」です。
詳しい設計は、また後日。
それを簡単に示せるのが、次の「BHファクター」と「DRファクター」かなぁ~と思っています。
(2011年12月25日に発表済みではあります…)
↑ちなみに、物理的な根拠は皆無ですw
例えば、バックロードホーン型の箱では…
<クリックで拡大>
こちらの示したFOSTEXのフルレンジSPが適合します。
グラフで言うと左下にあたるでしょうか。
しかし、これらをバスレフ箱に入れると低音不足は免れません。
さらに、共鳴管箱では制動過多となりなかなか量感を稼ぐことができないようです。
一方、共鳴管に適合するユニットは、こちらになります。
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例としては、ParcAudioの赤パーク、feastrex、Daytonの一部のユニットを示しましたが、まだまだ製品数が少ないのが現状です。
これらはある程度振動板が重いものの、ダンパーも硬いので小型バスレフでは若干の低音不足となります。
しかし、これらのユニットを振動板面積の1.5倍~2.5倍程度の断面積をもつ管に入れると、良好な低音増強が得られるのです。制動が弱めなので、細い共鳴管でも効果的に低音増幅が可能なようです。
ただ、ALPINE DLS-108X(車載用10cmウーハー)のように、この範囲に入る特性であっても、Q0が0.8と大きすぎる場合は100~200Hz付近がブーミーになりやすいと感じています。Q0は0.4~0.6程度までが良さそうです。
そして、最も一般的な特性を持つウーハーユニットは、バスレフ箱に適合します。
(むしろ、商品として最も需要のあるバスレフ箱に適合するように、ユニットが設計・生産されるのです)
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例としてFOSTEXの10cm~80cm口径のウーハーを示しましたが、
これらはバスレフ箱に入れることで、良好な低音特性を簡単に得ることができます。また、現在最も多くの製品数があり熱心に研究開発が行われている部類のユニットなので、優秀な特性を持つものも少なくありません。
しかし、(特に20cm以下の小口径ウーハーにおいて)バスレフ箱では相当良質(高価?)なパワーアンプで駆動しないと、なかなか表現力豊かな低音を再生することはできません。
これらの優秀なユニットをバスレフ以外の箱に入れてやることは、現状の均一化した低音再生系を打破する一つのアプローチになりそうだと考えています。
そうは言っても、従来型の共鳴管やBHに突っ込むだけでは、低音がブーミーになってしまうだけです。そこで、新しい箱形式を考える必要があり、既に「多自由度バスレフ」「バックロードバスレフ」「多重共鳴管」がその成功例だと言えるでしょう。
今回、私が試作したのが、「共鳴管付きバスレフ」です。
詳しい設計は、また後日。
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