オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

コンテスト出品用 自作スピーカーの塗装

2011年11月15日 05時41分43秒 | オーディオ
初めに言ってしまうと、私は塗装が苦手ですw

スピーカーの「設計」は、多少なりとも出来るつもりですが、
「作製」と「塗装」はまだまだだなぁ~と、昨年のコンテストで痛感したカノン5Dです。


んで、
簡単で見栄えのする仕上げを必死に考えるのですw


昨年は、着色油性ウレタンニスを7回塗り重ねた挙句、
ムラムラの垂れまくりのモノが完成したという苦い記憶が。
しかも、塗膜が厚すぎて音も悪くなったという三重苦orz

今年は、白須さんの除電に影響を受けて、
墨汁をつかってみようという試みがあります。

before


after


墨汁塗装は、非常に簡単で室内でもできるので重宝しますね。
一回塗りで、これだけ木目が隠れる塗装方法はなかなか無いのでは?

ただ、墨汁を塗ると、その水分で木目が膨張してしまい、
次々と筋状の塗り残しが生まれてしまいます…(木目が開いて未塗装面が見える感じ?)

これも、二回ぐらい重ね塗りをすれば、殆ど見えなくなります。
部分的に重ね塗りをしても、全く目立たないのも墨汁の特徴です。

といっても、完全に筋痕が無くなるわけではないので、
神経質な人には向かない塗装かなw



そして、今回は部分塗りにも挑戦してみました。

塗らない部分をマスキングテープで止めて…

大胆に塗りますw
そして、剥がすと…

う~ん、ちょっと境界が染み込んだかな(汗)
なお、この部分は彫刻等で削り落としました。



お次は、全体塗装です。
ホームセンターで買ってきた1缶300円ぐらいのラッカースプレーを使います。
色は、クリア(透明)。

「透明色」は、ムラ・垂れが目立ちませんし、
間違って周囲にぶちまけても目立ちませんw(ガラス面は注意ですが)



手前が未塗装で、後ろが塗装済みです。
塗装をすると、木目がクッキリして良いですね。あと、墨汁塗装の黒色も引き締まりました。

今回ぐらいの大型SPだと、一本あたり一缶消費する程度でした。

油性ウレタンニスを刷毛で塗っていた昨年に比べ、希釈や塗りムラ、臭いなど、
格段に簡単な塗装となりました。

特に、油性ウレタンニスは強烈な臭いが1週間ぐらい持続するのですが、
このラッカースプレー(油性)は、塗装後一時間ぐらいで無臭になります。
(その分、塗膜も薄いのですが)



んで、完成!!

黒が一色入ったことで、ただの直方体に変化が生まれて絶妙なデザインになったと思います。さらに、手前のスピーカーのように下部に斜めの「スカート」部品を装着すると、よりGOODです。
ちょっと日本的な美があるかも?

ちなみに、「口」の字型の塗り残しはネットワーク部品を装着する事で隠れる部分です。

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