オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

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リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

共鳴管スピーカー ver2.x(断面積150cm^2) と ALPINE DLS-108X の周波数特性測定

2011年08月31日 21時42分20秒 | オーディオ
前回から引き続き、共鳴管スピーカーの断面積を変化させての試聴です。

ver2.x(断面積150cm^2、管長 約2.5m)の共鳴管と、
ALPINE DLS-108Xの組み合わせです。
(管断面積は振動板の約3倍)



ver2.0(ユニットは閉管端より35cm) + DLS-108X
[軸上1m]

[開管部]

[ユニット近接]



ver2.1(ユニットは閉管端) + DLS-108X
[軸上1m]

[開管部]

[ユニット近接]



<f特考察>
f特は、255cm^2のver1.01ver1.3と比較しても大きな変化は無い。
良く見ると、本機の方が200Hz以上(7倍振動以上)においてピークディップが曖昧になっているようだ。
ある意味、セオリーどおりに「断面積の減少」→「共鳴管の癖っぽさが減少」とも見える。
低音域のレベル感自体は、3~6dB程度本機の方が少ないようだが、測定の誤差範囲だと思う。

<試聴感想>
ver1.xと比べて、中低域の質感が飛躍的に向上している。管の断面積が振動板の3倍程度になったお陰で、ユニットがコントロールしやすくなったのだろうか。
ただ、ウッドベースは「ぐっ」と鳴る感じで、伸びやかさに乏しい。ver1.xの空気を揺するような感じは激減してしまった。
ユニット位置は、閉館端から35cmのver2.0では、やや篭った感じの音だったものの、ユニットが閉館端にあるver2.1ではそれが解消。ver2.0の250Hz付近のように、変な所にディップが無いのが効いているのだろうか。今回のver2.1では、ver1.01で感じた低音不足感はなく、ウェルバランスな再生音だと言える。

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