あっという間にお正月三が日が過ぎて今日は1月4日です。
TVの番組もゴールデンタイム以外はほとんどが通常に戻りはじめました。
昨日は有楽町あたりのパチンコ屋が火事で帰省客が乗ろうとしていた新幹線やJR各線が半日以上も運休になったとか・・・。
そんなニュースの中でいくつか気になる新聞の特集記事がありました。
「企業の約7割が給与引き上げを未定にしてる」というものと「安部政権が集団的自衛権を認める方向で憲法解釈を変えようとしている」というものです。
大方の企業が今春の消費税引き上げの影響に関してまあ大丈夫だろうと予想していますが、安倍首相が大企業向けに様々な政策を打とうとしているにもかかわらず、「従業員給与の引き上げ」には7割もの企業が今だ未定という・・・、まあ予想されたことではありますが、結局庶民にはなかなか円安や株高の恩恵は回ってこないというのが現実社会のようです。
バブル期までの企業は、儲かったらできるだけボーナスを増やしたり、賃上げして従業員や取引会社が潤うようにしてきたんですが、バブルがはじけデフレが長く続いた現在では、統計上は物凄く景気がいいのに国民はちっとも潤ってないという状況が続いています。
経営者の考え方は、とにかく会社をつぶさないように維持していくこと・・・、確かにバブル期でも「今後景気が悪くなった時のためにという理由で賃金の上昇は最小限に抑え、まあボーナスは何とかしよう」という感じでした。
安倍政権は大企業を優先して何兆円も税金を使おうとしているのに、企業は財布の紐を固くして出さないということでは、これは政治の最大の失敗ということになります。
株価は、4万円になるかもしれないという予想もあります。
じいちゃんもお金があれば優良企業の株でも買いたいんですが、まったくお足がありません。
大手の製造業は海外生産を定着させてるし、国内の雇用状況は悪くなる一方です。
日本国内の工場の多くは何十年も前からロボット生産が主流になり、いまでは工場の中にほとんど人がいません。
20年前でも、国内の工場ではロボットが作業していた工程を、同じ会社のアメリカの工場では日本とほとんど同じ工程を人海戦術でやってました。
これは工場をつくる米国の州との契約で、この規模の工場をつくるなら何人の従業員を雇えというものがあったようで、経営サイドもロボットでできる工程でも人を雇用してやるというきちんとした政策になっていたからです。
これから日本は超高齢者社会になって行くので、工場で働くのは難しくなってしまいそうですが、高齢者が年齢に合わせた仕事もあるはずです。
そのためにはこれまで工業生産で支えていた産業構造を変えて行かないと大変です。
政府もいつまでも既存の企業を温存するような政策でなく、大きく産業の転換を考える時期に来ていると思います。
様々な利権がらみになってる政治家には難しい選択かもしれませんが、早く手を打たないと、いつまでもウダウダしている原発問題のように将来の日本にとって禍根を残すような事態になってしまうんじゃないかと思います。
もうひとつ、「個別的自衛権」を「集団的自衛権」が担保できるように憲法解釈を変えるという問題です。
国連憲章でも認められている「集団的自衛権」ですが、国連の安全保障委員会なんて5大国が牛耳ってる「みんな俺たちについてこい!」的なものなので5大国の利益が優先する集まりでしかありません。
日本は、こんな国連に多額の費用を納めています。
なのに重要なポジションは敗戦国としてなかなか与えてもらえません。
もちろん「平和憲法」があるので軍事的な行動はできませんので、世界のどこかで紛争があるとお金を拠出したり、後方支援をしたりと頑張ってきましたが、それもなかなか認めてもらえていないのも事実です。
おまけに中国や韓国、北朝鮮が不穏な動きをしているので、世界から何とか軍事的にも優れていると認めてもらいたいと願って安倍政権は「集団的自衛権の行使」ができるようにしたいと考えているんでしょう。
が・・・、これが日本人の将来にとって本当に意義のあることでしょうか?
日本を守るために入隊した自衛官が他国の紛争のために出かけて行って、お粗末な銃器で命を守らなアカンというのも大変ですが、なにも「集団的自衛権」まで入り込まなくても、自衛隊員が自分たちの身を守るために敵と対峙できるような装備を持っていけるようにするという法律に変えるだけじゃだめなんでしょうか?
あんまり急いで憲法解釈を変えると中国や韓国ばかりじゃなく東南アジアの国々からも「日本が帝国主義」に逆戻りとか言われそうです。
自民党はもともと改憲、自主憲法制定が党是になってますが、国民のほとんどはそんなこと願っていません。
ただPKOで派遣された同朋が武器も使えないで命を落とすのは心外ですから、ここんとこをうまくやってもらえばいいんです。
国庫が破綻しかけている(というより国民からの借金が莫大で破たん状態)こんな時期に、ますます金を使わなきゃやっていけない国際貢献なんてバカバカしくて見ていられません。
TVの番組もゴールデンタイム以外はほとんどが通常に戻りはじめました。
昨日は有楽町あたりのパチンコ屋が火事で帰省客が乗ろうとしていた新幹線やJR各線が半日以上も運休になったとか・・・。
そんなニュースの中でいくつか気になる新聞の特集記事がありました。
「企業の約7割が給与引き上げを未定にしてる」というものと「安部政権が集団的自衛権を認める方向で憲法解釈を変えようとしている」というものです。
大方の企業が今春の消費税引き上げの影響に関してまあ大丈夫だろうと予想していますが、安倍首相が大企業向けに様々な政策を打とうとしているにもかかわらず、「従業員給与の引き上げ」には7割もの企業が今だ未定という・・・、まあ予想されたことではありますが、結局庶民にはなかなか円安や株高の恩恵は回ってこないというのが現実社会のようです。
バブル期までの企業は、儲かったらできるだけボーナスを増やしたり、賃上げして従業員や取引会社が潤うようにしてきたんですが、バブルがはじけデフレが長く続いた現在では、統計上は物凄く景気がいいのに国民はちっとも潤ってないという状況が続いています。
経営者の考え方は、とにかく会社をつぶさないように維持していくこと・・・、確かにバブル期でも「今後景気が悪くなった時のためにという理由で賃金の上昇は最小限に抑え、まあボーナスは何とかしよう」という感じでした。
安倍政権は大企業を優先して何兆円も税金を使おうとしているのに、企業は財布の紐を固くして出さないということでは、これは政治の最大の失敗ということになります。
株価は、4万円になるかもしれないという予想もあります。
じいちゃんもお金があれば優良企業の株でも買いたいんですが、まったくお足がありません。
大手の製造業は海外生産を定着させてるし、国内の雇用状況は悪くなる一方です。
日本国内の工場の多くは何十年も前からロボット生産が主流になり、いまでは工場の中にほとんど人がいません。
20年前でも、国内の工場ではロボットが作業していた工程を、同じ会社のアメリカの工場では日本とほとんど同じ工程を人海戦術でやってました。
これは工場をつくる米国の州との契約で、この規模の工場をつくるなら何人の従業員を雇えというものがあったようで、経営サイドもロボットでできる工程でも人を雇用してやるというきちんとした政策になっていたからです。
これから日本は超高齢者社会になって行くので、工場で働くのは難しくなってしまいそうですが、高齢者が年齢に合わせた仕事もあるはずです。
そのためにはこれまで工業生産で支えていた産業構造を変えて行かないと大変です。
政府もいつまでも既存の企業を温存するような政策でなく、大きく産業の転換を考える時期に来ていると思います。
様々な利権がらみになってる政治家には難しい選択かもしれませんが、早く手を打たないと、いつまでもウダウダしている原発問題のように将来の日本にとって禍根を残すような事態になってしまうんじゃないかと思います。
もうひとつ、「個別的自衛権」を「集団的自衛権」が担保できるように憲法解釈を変えるという問題です。
国連憲章でも認められている「集団的自衛権」ですが、国連の安全保障委員会なんて5大国が牛耳ってる「みんな俺たちについてこい!」的なものなので5大国の利益が優先する集まりでしかありません。
日本は、こんな国連に多額の費用を納めています。
なのに重要なポジションは敗戦国としてなかなか与えてもらえません。
もちろん「平和憲法」があるので軍事的な行動はできませんので、世界のどこかで紛争があるとお金を拠出したり、後方支援をしたりと頑張ってきましたが、それもなかなか認めてもらえていないのも事実です。
おまけに中国や韓国、北朝鮮が不穏な動きをしているので、世界から何とか軍事的にも優れていると認めてもらいたいと願って安倍政権は「集団的自衛権の行使」ができるようにしたいと考えているんでしょう。
が・・・、これが日本人の将来にとって本当に意義のあることでしょうか?
日本を守るために入隊した自衛官が他国の紛争のために出かけて行って、お粗末な銃器で命を守らなアカンというのも大変ですが、なにも「集団的自衛権」まで入り込まなくても、自衛隊員が自分たちの身を守るために敵と対峙できるような装備を持っていけるようにするという法律に変えるだけじゃだめなんでしょうか?
あんまり急いで憲法解釈を変えると中国や韓国ばかりじゃなく東南アジアの国々からも「日本が帝国主義」に逆戻りとか言われそうです。
自民党はもともと改憲、自主憲法制定が党是になってますが、国民のほとんどはそんなこと願っていません。
ただPKOで派遣された同朋が武器も使えないで命を落とすのは心外ですから、ここんとこをうまくやってもらえばいいんです。
国庫が破綻しかけている(というより国民からの借金が莫大で破たん状態)こんな時期に、ますます金を使わなきゃやっていけない国際貢献なんてバカバカしくて見ていられません。