手の平を返された舛添さん・・・

　猪瀬さんが東京都知事を辞任して、立候補者が名乗りを上げる中、あの舛添さんも立候補宣言をして、自民党の都議連に協力を要請しに行きました。

　この時、自民党の都議連は本部の指示もなく舛添さんの選挙に協力すると約束したようですが、昨日細川元総理が立候補の意思を固めたというニュースが伝わり、自民党本部も細川さんを応援するということで、都議連は手のひらを返して、細川さんを応援することになりそうです。

　舛添さんにとっては泣くに泣けない状況でしょうが、東京なんて組織票がまったくあてにならないので浮動票をつかんだ候補者が一気に階段を駆け上って当選ということになることも十分考えられます。

　それにしても、今回立候補表明している候補者はみんな高齢者ばかりです。

　もっと生きのいい若い政治家が立候補してもいいんじゃないかと思うんですが、ダメなんでしょうか。

　確かに、東京都の予算をみると、そこらへんの国の国家予算を大きく上回る世界有数の都市でもありますので、へなちょこじゃできないということもあり、さらに２０２０年の東京オリンピックなど大規模な事業もたくさん抱えていますから、ある程度経験ある人が知事になってもらわんと困るということもあります。

　舛添さんも国会議員時代にやり残したことを一国一城の主になってやってみたいと思ったんでしょうが、出鼻をくじかれてしまいました。

　細川さんは、自民党政治を一度覆した人ですが、総理になって一年も持たずに突然辞めちゃった人でもあります。

　あのときは小沢さんに担がれて総理になって、福祉税を導入すると言ってから足元をすくわれ、スキャンダルも発覚して辞めたという経緯の持ち主です。

　神輿には乗るけど、アホなことを言って、すぐに手を離されちゃうというお殿様特有の性格を持っている人じゃないかと心配です。

　いずれにしても、まだ一人二人立候補する人はいるでしょうが、自民や民主という枠にとらわれない人の方が、おもしろい都政をするんじゃないかと思います。

　ただ怖いのは、自民・公明の協力を受けてない人が知事になると、オリンピックをはじめとする様々な事業を行おうとする時、国や都議会から思いっきり邪魔されるんじゃないかという点だけです。