昨日の暖かい日差しが嘘のように、今日は朝からシトシと雨が降っています。
ayameちゃんも真っ赤な傘を持って保育園に出かけて行きました。
さて、朝刊の一面におもしろい記事が並んでいました。
ひとつは神戸の理化学研究所が「新たな万能細胞を作製」と発表したというもの。
もうひとつは京都国立博物館が「卑弥呼の鏡は魔鏡だった」と発表したというものです。
じいちゃんが感じたのは、この二つの記事がある意味とても似ているということです。
万能細胞と言えばノーベル賞を受賞した中山教授の人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)が有名です。
新しく作製された万能細胞は「体細胞を弱い酸性の溶液に入れることで刺激を与えて作る世界初の手法で作られた「刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得」というもので英語の頭文字からSTAP細胞と命名されました」。
何が凄いかと言うと「酸性の溶液に漬けるだけ」というところで、iPS細胞を作る際の面倒な作業がいらないことです。
発表は科学雑誌のネイチャーに掲載されたんですが、昨年3月に原稿を送ったところあまりにも簡単に万能細胞が作れるということで信じてもらえず(科学を馬鹿にするな!という意見もあったようです)三度も原稿を出してやっとこさ掲載に至ったそうです。
このSTAP細胞は「弱酸性溶液で外部から刺激を与えるだけで、細胞が受精卵のような状態に巻き戻される「初期化」現象が起き、多様な細胞に変化する能力を得る」ものだそうで、これまでの常識では「初期化はiPS細胞のように細胞核に手を加えない限り動物では起きないとされ、生命科学の通説を覆す成果」だということです。「 」内は記事を引用。
STAP細胞は移植の際の安全性も高いと考えられていて、再生医療分野での技術革新になるといわれています。
もうひとつの記事「卑弥呼の鏡は魔鏡だった」というものですが、こちらは「古墳時代の邪馬台国の女王・卑弥呼の鏡とも言われる三角縁神獣鏡が、鏡面に太陽光を反射させると裏の文様を映し出す「魔鏡(まきょう)」だったことが分かった」というものです。
三世紀後半に作られた犬山市出土の三角縁神獣鏡を3Dプリンターで精密に複製し、鏡に光を当てたら裏の文様が映し出されたということです。
「三角縁神獣鏡は古代の権威の象徴とされてきたが、なぜ権威の象徴になったのか、どのように使われてきたのかなど不明だった。」らしいですが、こんな鏡を使って為政者の卑弥呼が庶民の心を惑わせて政治に利用していたことが解明され始めました。
さて、この二つの記事の共通性ですが、どちらも最先端の技術を駆使して、人を驚かせるというところにあるんですね。
古墳時代に人心を惑わせた技術、それを見つけた最先端のプリンター技術、人の細胞を蘇らせる技術、どれも人間が知りえなかったものを発見し生み出していく技術です。
本当に素晴らしい技術ですが、どれも人類にとって本当に必要なものなのかどうか?
古墳時代の鏡のことを「魔鏡」と呼んでなんにも解明されないまま、その不思議に妄想をふくらませることも楽しいし、病気の部位を新しい細胞で治してしまっては人間死ぬことができなくなってしまいます。
再生医療が進んでいくといつまでたっても、この苦しい現生を生きていかなくてはなりません。
じいちゃんは生命の限界があるから、この世で何とか楽しく生きようと思ってるし、amayeちゃんたちにじいちゃんのDNAが受け継がれているから安心してこの苦しい世の中からおさらばできると思っています。
それが妖怪じゃあるまいし200年も300年も生きてるなんて絶対嫌ですね。
それよりも脳にドーパミンをドバ~ッと放出して、楽しい夢を見ながらあの世へ旅立ちたいと思っています。
ayameちゃんも真っ赤な傘を持って保育園に出かけて行きました。
さて、朝刊の一面におもしろい記事が並んでいました。
ひとつは神戸の理化学研究所が「新たな万能細胞を作製」と発表したというもの。
もうひとつは京都国立博物館が「卑弥呼の鏡は魔鏡だった」と発表したというものです。
じいちゃんが感じたのは、この二つの記事がある意味とても似ているということです。
万能細胞と言えばノーベル賞を受賞した中山教授の人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)が有名です。
新しく作製された万能細胞は「体細胞を弱い酸性の溶液に入れることで刺激を与えて作る世界初の手法で作られた「刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得」というもので英語の頭文字からSTAP細胞と命名されました」。
何が凄いかと言うと「酸性の溶液に漬けるだけ」というところで、iPS細胞を作る際の面倒な作業がいらないことです。
発表は科学雑誌のネイチャーに掲載されたんですが、昨年3月に原稿を送ったところあまりにも簡単に万能細胞が作れるということで信じてもらえず(科学を馬鹿にするな!という意見もあったようです)三度も原稿を出してやっとこさ掲載に至ったそうです。
このSTAP細胞は「弱酸性溶液で外部から刺激を与えるだけで、細胞が受精卵のような状態に巻き戻される「初期化」現象が起き、多様な細胞に変化する能力を得る」ものだそうで、これまでの常識では「初期化はiPS細胞のように細胞核に手を加えない限り動物では起きないとされ、生命科学の通説を覆す成果」だということです。「 」内は記事を引用。
STAP細胞は移植の際の安全性も高いと考えられていて、再生医療分野での技術革新になるといわれています。
もうひとつの記事「卑弥呼の鏡は魔鏡だった」というものですが、こちらは「古墳時代の邪馬台国の女王・卑弥呼の鏡とも言われる三角縁神獣鏡が、鏡面に太陽光を反射させると裏の文様を映し出す「魔鏡(まきょう)」だったことが分かった」というものです。
三世紀後半に作られた犬山市出土の三角縁神獣鏡を3Dプリンターで精密に複製し、鏡に光を当てたら裏の文様が映し出されたということです。
「三角縁神獣鏡は古代の権威の象徴とされてきたが、なぜ権威の象徴になったのか、どのように使われてきたのかなど不明だった。」らしいですが、こんな鏡を使って為政者の卑弥呼が庶民の心を惑わせて政治に利用していたことが解明され始めました。
さて、この二つの記事の共通性ですが、どちらも最先端の技術を駆使して、人を驚かせるというところにあるんですね。
古墳時代に人心を惑わせた技術、それを見つけた最先端のプリンター技術、人の細胞を蘇らせる技術、どれも人間が知りえなかったものを発見し生み出していく技術です。
本当に素晴らしい技術ですが、どれも人類にとって本当に必要なものなのかどうか?
古墳時代の鏡のことを「魔鏡」と呼んでなんにも解明されないまま、その不思議に妄想をふくらませることも楽しいし、病気の部位を新しい細胞で治してしまっては人間死ぬことができなくなってしまいます。
再生医療が進んでいくといつまでたっても、この苦しい現生を生きていかなくてはなりません。
じいちゃんは生命の限界があるから、この世で何とか楽しく生きようと思ってるし、amayeちゃんたちにじいちゃんのDNAが受け継がれているから安心してこの苦しい世の中からおさらばできると思っています。
それが妖怪じゃあるまいし200年も300年も生きてるなんて絶対嫌ですね。
それよりも脳にドーパミンをドバ~ッと放出して、楽しい夢を見ながらあの世へ旅立ちたいと思っています。