ayameじいちゃんの日記かな?

今日も今日とて、ayameじいちゃんはお暇な毎日…。
道端で拾った名古屋弁混じりのお話もいいんじゃないかな?

安倍首相、裁量労働制拡大断念

2018-03-01 10:17:16 | 日記
 昨夜、衆議院本会議で97兆7000億円余の18年度予算が成立しました。

 気の遠くなる様な金額です。

 国の借金は増え続ける一方で、家計に例えるなら破綻状態…、家庭なら夫婦の離婚の危機が高まってくる数字です。

 いくら国の総資産があるからと言っても、これは大変な状態だということを本当に理解しているのでしょうか?

 こんな財政状態なのに、安倍首相は北朝鮮や中国の影に脅えて、世界各国を巡り多額の援助金を大盤振る舞いしています。

 もちろん日本より困窮している他国を援助することには反対ではありませんが、援助した国々が中国の巨額援助によって日本を裏切ることだって十分に考えられます。

 フィリピンのドゥテルテ大統領なんていい例で、安倍さんと多額援助の約束をした直後に中国にもいい顔をして援助を引き出すような動きをしています。

 つまり、安倍さんは「死に金をばら撒いて」いるんですね。

 まあ、それはそれとして、「働き方改革」法案の「裁量労働の拡大」についてのデータ問題で大揺れに揺れた衆院予算委員会を受けて、さすがの安倍首相も法案から「裁量労働制拡大」については「切り離す」と明言しました。

 当たり前と言えば当たり前ですが、これは大失態です。

 安倍1強のもとで、官僚主導型の政治になってしまい、その官僚がミスばかりしてる(というか安倍さんの顔色を伺って忖度を繰り返してる)ので、そのツケが安倍さん自身に回って来たという気がします。

 これで安倍さんの自民党総裁3選が危うくなってしまったという人もいますが、じいちゃんの周りでもその政治手法に辟易しながら「彼に変わる人がいない」という人たちが多いのです。

 とどのつまりは、政治家の人材不足ということでしょう。

 自民党から派閥という厄介な組織がなくなって、これは清廉な政治ができるようになると一時は期待しましたが、派閥の中で切磋琢磨されて頭角を現してくるような有能な人物が育成されなくなってしまったのが大きな原因かもしれません。

 それに政治家を生業とする家系が多すぎて、盆暗な二世・三世議員ばかりが蔓延り、先日辞任した愛知県出身の江崎鉄磨前内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当・消費者及び食品安全・海洋政策)のような何を言ってるのか分らないような国会議員ばかりになってしまいました。

 おまけに、野党議員は今回のデータ問題でも分るように、ただただ安倍首相や厚労大臣を攻撃するばかりで、何の建設的な議論もできない人たちばかりなんですからね。

 安倍さんが「裁量労働制の拡大」法案を取り下げて、野党議員は「我らの力が発揮された」と自信満々でしょうが、問題は安倍さんを御贔屓にしている日本財界の巻き返しです。

 労働者の残業を減らす代わりに、裁量労働の拡大で残業代を払わなくても問題ないような画策をしてきた財界(正規社員を減らして、高度プロフェッショナルや裁量労働者にしてしまおうとしていたのでしょう)が黙ってるはずありません。

 カネで締め付けるか、票で締め付けるか、いろんな手法がありますから、議員たちも脅えまくってることでしょう。

 いくら企業が金儲けのために存在しているとはいえ、働く人たちが幸せでなきゃ~国力は落ちて行くばかり…。

 高品質の製品づくりで世界から認められてきたのに、守銭奴のような経営者からのあまりに惨い締め付けにあって社員たちは「データ改ざん」をしたり「談合」したり(昔はもっとひどかったけど)」と何でもありの日本の産業界になり果ててしまいました。

 政府の無策のお陰で、余りにも長いデフレ時代があったから、経営者も怖いのは分りますが…。

 それも含めて、日本の未来を担う国会議員の皆さんには、本当の意味で国民生活を守る努力をして欲しいし、自ら立てた政策が失敗したらすぐに身を引いて(5年間もアベノミクスが成功してないのに安倍さんは首相の座に縋りついてる)世代交代を図り、新たな政治の軸を創り上げてほしいと思います。
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