米国の輸入制限措置…

　アメリカのトランプ大統領が鉄鋼製品を中心に輸入制限を発動しました。

　これを阻止するために安倍政権は、米国のポチのようになってすり寄る姿勢を見せていましたが、結局日本もその対象に入ってしまいました。

　これだけ仲良くしてりゃ～狙い打ちされるのは中国だけだと安心してたのかもしれませんが、同盟国としてアメリカの言いなりになって来た安倍さんの外交交渉なんてこんなもんだということが明るみになりました。

　ＴＰＰを重視してＦＴＡ（二国間交渉）に応じない姿勢を見せている安倍政権に対する対抗処置だと言われています。

　北朝鮮との会談でも、あれだけ強固に見えたトランプさんがスンナリと韓国の話に乗って北の金さんとの話し合いに応じ、安倍政権は蚊帳の外…。

　国会での森友問題も含め八方ふさがりの安倍政権に明日はあるのでしょうか？

　これまで５年余に渡る安倍一強政治は、国会議員だけでなく高級官僚を巻き込んで、国民の信頼を失墜させてきました。

　安倍さんの周りには「イエスマン」だけが蔓延り、これまで必死に安倍政権を守ろうとしてきた官僚を貶めるような発言を繰り返しています。

　そして、この官僚たちを監督しなきゃいけない立場の大臣が保身に走って、官僚たちを切り捨てようという態度がミエミエです。

　第２次安倍政権の発足で期待されたアベノミクスという経済再生策は、企業や投資家を肥え太らせましたが、大多数の国民にはなんの恩恵もなく、賃金は増えないのに国が徴収する保険料などは上がるばかり…。

　チョッとだけ上がった給料も、お国に支払う保険料などで目減りするということで、庶民の消費活動も伸びません。

　それどころかある調査では、国民のエンゲル係数が上がり続けてるとか…。

　そして、安倍さんが「絶対やる」と公言してる「消費税１０％への引き上げ」が来年１０月に迫っています。

　そのほとんどがお国の借金を返すために消えて行き、政治家たちが選挙のたびに言っている「社会保障のため」という目的は本当に実現されるのか不安です。

　消費税を上げた分の税金が「東京オリンピック」のために、裏でつぎ込まれるかもしれません。

　さらに、首相の意向を受けて自民党から出てきたのが「憲法９条２項」の改憲案…。

　現行の２項は残っているものの、「有事には総理に権力を集中させ軍を動かせる」と読み取れる内容です。

　一応、「国会の承認を得なけりゃいけない」と書いてありますが…。

　石破さんのいうように「どうせやるなら、２項を完全に変えちゃえ」と言うなら、国民も大手を振って反対できますが、なにやらオブラートに包まれたような内容では国民は理解できずに、マンマと自民党の策にノセラレテしまいそうな気がします。

　秋の総裁選で安倍さんは三選を目指すでしょうが、彼の政権は現在ほとんど死に体状態…。

　起死回生の一策で蘇らなきゃ～、もし三選されて首相の座についても、国民は黙ってついて行かないでしょう。