ロシアW杯の二日目は、グループAのエジプトVSウルグアイ、グループBのモロッコVSイラン、そして大会屈指の好カードであるスペインVSポルトガルの試合が行われました。
じいちゃんは、この3試合すべてをTV観戦…、それぞれのゲームで全く異なるゲーム内容を楽しみました。
まずはアフリカ代表のエジプトVS南米代表のウルグアイ…。
このゲームでは徹底した守備固めから攻撃に回るエジプトと多様な技術を駆使してボールを繋いで行くウルグアイという全く色合いの違うチームカラーを持った戦いで、フィジカル面で強さを発揮したエジプトが若干有利な展開に…。
古豪のウルグアイは技術もさることながら統一された守備力を発揮してエジプトの攻撃を散らしながら攻めるという展開でした。
そして、0-0で引き分けかと思ってた後半44分にいい位置で反則を貰ったウルグアイがFKからホセ・ヒメネスの豪快なヘディングシュートでゴールを奪って試合終了という流れでした。
アフリカ代表のモロッコとアジア代表のイランの戦いは、両チームとも強靭なフィジカルを活用した、まさに肉弾戦…。
思いっきりぶつかり合っても、アッという間に起き上がり、次の獲物を見つけようと獣のような目をして相手に挑んでいくという戦いぶり…。
こんな両チームと日本が対戦したらひ弱な日本選手はみんな壊されちゃうんじゃないかという荒々しさでした。
日本がイランを苦手にしてるのは、選手たちが「アラーの神をも恐れぬ凶器のような肉体」を持ってるからだなぁ~と改めて感じました。
このゲームも0-0で終了かと思いましたが、アディショナルタイムの後半50分にイランがペナルティエリア前でFKを得て、ゴールへ向けて蹴り込んだボールを相手選手がオウンゴールしてイランが勝利しました。
そして、スペインVSポルトガル、お隣同士でサッカー世界の覇権を争う両チームの特色が如実に現れたゲームでした。
モロッコVSイランのガァ~と猛獣のように襲いかかるゲームを見た後だっただけに、キレイなパスワークで攻めのぼるスペインとボールを奪ったらアッという間に速攻でゴールに迫るポルトガルが織りなす現代ヨーロッパサッカーの真髄を堪能できました。
特に、ハットトリックをしたポルトガルのロナウドは、スペインがボールを支配している時にはほとんど動かず、味方がボールを奪うと急流のようにダァ~(まさにダァ~)と走り込んで味方からのパスをワンタッチで正確に繋ぎ、帰ってきたボールを受ける瞬間に相手の反則を誘ってゴール前でFKを得るという天才的な感覚を存分に発揮しました。
前半4分にはPKを得て、GKと逆方向に蹴り込んで1点。
24分にスペインのジエゴに決められたものの、前半終了間際の44分にロナウドが強烈なミドルシュートを決めてポルトガルの2-1で折り返しました。
後半に入るとスペインが勢いづいて10分、13分と立て続けにゴールして逆転…。
その後、一進一退の展開が続いて、後半43分…。
ロナウドがほぼ真ん中のペナルティエリア近くで反則を得て、FK…。
これが見事にゴール右隅へ決まって3-3で引き分けでした。
ロナウドが実力通りの力を発揮して、ある意味スペインを翻弄したかのように見えますが、スペインも素晴らしい総合力で押し切ったゲームでした。
試合を決めるのはセットプレーということがよ~く分り、日本代表もゴール付近でのアホな反則は絶対にしないようにして欲しいです。
逆に、相手ゴールに迫った時にはうまいこと反則を誘うようなパスを出すとかしてFKを拾って欲しいですね。
ただ問題なのは、ロナウドのようなFKの名手が日本に存在しないことです。
スペインVSポルトガルが終わった後は「全米オープン」の中継…。
松山君のスタートは、丁度スペインVSポルトガルのキックオフの時間で、このゲームを見終わりチャンネルを変えたら後半9ホールに入る直前でした。
今日の松山君は、イーブンパーで+5の26位で予選を通過しました。
首位のダスティン・ジョンソンは-4のスコア。
難しいコースなので何が起こるか分りませんから、松山君の頑張りに期待しましょう。
ちなみに、小平君は+18で予選通過はできませんでした。