豊洲市場への移転完了

　あれだけ物議をかもした豊洲市場への移転が先週完了しました。

　一般の人たちの見学も開始されたようで、多くの人が豊洲市場へ訪れている様子がワイドショーで流されています。

　関係者が心配していた通り、ターレーが急な坂道でオーバーヒートして火災が発生したり、事故ったり、狭くて浅い排水溝が詰まったりと散々な結果も出ています。

　一般の人たちが楽しみにしている飲食店街に入るのに１時間以上の列ができ、お店に入るのにまたまた列ができるという具合で、そちらも大変です。

　海外からも築地市場と同様に多くの人が訪れているようです。

　最近は、大手スーパーなどで産直という流通革命も起こっていて、市場を取り巻く環境もかなり厳しいとか…。

　豊洲市場を運営していくために東京都は毎年何十億円もの経費を負担しなけりゃ～いけないという話も出ています。

　「日本の台所」として長く活躍していた築地から豊洲に場所を移して、皆さん頑張ってるようですが、まだまだ問題は山積しています。

　豊洲が開場したばかりで押しかけてる人の波も、いつかは落ち着くんでしょうが、そこで商売をしてる人たちは今はウハウハでも、やがて厳しい現実が待っているのかもしれません（分かりませんが…）。

　来年１０月からの消費税ＵＰを安倍さんが宣言するような報道も流れています。

　財政再建と社会保障のために使うといってますが、本当に社会保障を充実させるなら、企業がため込んでる社内留保に税金をかけるとか、方法はいろいろあるでしょう。

　「墓場からゆりかご」みたいな社会保障制度を考えるのか、それともお金持ちは自分のお金で寿命を延ばすような格差社会にするのか？？、今国民はその岐路に立たされてるんじゃないでしょうか。

　充実した社会保障を求めるのなら消費税と所得税合わせて５０％以上お国に支払っても文句はありませんが、相続税改革で不労所得がある人に税金をたんまりかけるという「ある所から巻き上げる」ような税制には疑問です。

　「ある所から」とるなら、史上最高益を記録したなんて言ってる大企業の法人税を増税すればいいのに…。

　自民党を応援してくれている企業には手ぬるい税制改革しかできない安倍さんにはゲンメツしています。