新型コロナウィルスの感染が拡大している中で、各地で成人式が行われています。
感染防止のため、会場ではこれまでにない対策を強いられたり、オンラインで行われたり、中止になったりと、その対応は様々です。
ある会場では式典後に、成人同士が密になって喜び合うなどの状況もあったようで、そりゃ~会えばお互いに知らんぷりはできないし、久しぶりの再会を喜びあうなんて当たり前のことかもしれません。
そんな中、大阪・京都・兵庫が政府に「緊急事態宣言の発出」をお願いしたということですが、TV出演した菅総理は「判断をするには、もう少し時間が必要」とか「準備はできている」なんて言っています。
感染が拡大してる状況を懸念する知事らに対して、総理は中々首を縦に振らない構造が見えています。
そんな菅内閣の支持率は、今朝の朝刊で伝えられた共同通信の世論調査で41.3%と前回に続き続落しています。
「緊急事態宣言のタイミングが遅すぎた」と答えた人が79.2%、「コロナ対応を評価しない」も68.3%と多くの人が政府の対応に不満を示しています。
じいちゃんもこの調査と同じ答えをするでしょう。
支持率がこんなに下がったのはコロナ対策もさることながら、就任してからの国会軽視や記者会見を開かないなどの国民への対応のまずさがあったからではないでしょうか。
国民が最初に菅総理にガッカリしたのは、「日本学術会議」問題でしょう。
提出された新規会員のうち、政府の意見に反対だとする学者さんを任命しないという判断を出し、その理由を説明しない、しても「任命しない理由は言えない」の一点張りで誠実さが感じられなかったから…。
嘘でもいいから、もっとチャンとした理由を聞かせて欲しかった。
何も言わんから「自分に反対する奴らは任命せん!」という態度が見えてしまう。
民主主義の国なんだから清濁併せのむ器量が欲しいんですよね。
心のない総理だということが浮き彫りになって、そんな独裁者みたいな人が総理大臣なんて日本の恥だと思う人も多いでしょう。
アメリカの大統領に就任する老練なバイデンさんには、薄っぺらな菅総理では太刀打ちできないでしょう。
まあ、安倍さんが犬のように尻尾を振ってなんとかなってたトランプさんが敗れて、良かったですけど…。
それこそ、トランプさんが勝ってたら、日本はアメリカに飲みこまれていたかもね(まあ、今でもそうだけど)。
菅さんを担いだ二階さんも、こんなに酷いとは思わなかったでしょう。
菅さんもあまり片意地を張らないで、もう少し国民目線で政策を立てたらいいんでしょうが、彼が考えてる基本政策は右肩上がりの経済で国民が潤うという20世紀後半の日本の姿…。
相変わらず「2050年の温暖化ガスの排出量ゼロには、原発の稼働も」と訴えてる姿には、絶望しか見出せません。
一体、何を考えてるんだろう。
福島原発の事故さえ解決できないのに、原発再稼働なんてできると思っているのが不思議でしょうがない。
これまで、国民のため、国のために、経済発展が必要不可欠と経済重視の政策をとってきた多くの政治家がいましたが、いつの間にか企業重視の政策に陥って、国民は二極化され、一極には少数の大金持ち、後一極は生活にさえ困る大多数の国民が右往左往しているという構造ができ上がってしまいました。
そんな時代に降って湧いたコロナ禍は、まるでノアの箱舟を見てるような気がします。