愛知県・岐阜県知事が西村大臣と電話会談して「緊急事態宣言の発令」を要請しました。
これを受けて政府は今日諮問委員会の意見を聞いたうえで、大阪・京都・兵庫・愛知・岐阜・栃木・福岡の府県に「緊急事態宣言の発令」を行うようです。
イヤイヤ「緊急事態宣言発令」の記者会見をする菅総理の顔を見なけりゃ~いけません。
これまで政府・自治体は、いろんな言葉を使って感染拡大防止を訴えてきましたが、菅総理が押す経済重視のGO TO キャンペーンの推進をしてきた政策に危機感が緩んでしまった国民の行動は止まらず、第三波の感染拡大を助長してしまいました。
これは、どう考えても菅内閣の失敗です。
それだけではないでしょうが、菅内閣の支持率は続落して、後数パーセント下がれば30%代に落ち込んでしまいます。
国民のためと思って続けた政策に足を引っ張られた菅さんの胸中はいかばかりか。
経済と感染防止対策を同時に進められると思っていたのは、やっぱり判断が鈍かったと言われても仕方ありません。
今回の「非常事態宣言」でも、「夜8時以降の飲食の禁止」「リモートワークの推進」など含まれますが、前回のようなロックダウンに近いものではありません。
アホな若者たちは「夜8時までは大丈夫、日中は感染しない」と思いこみ、昼日中に遊び回っていては感染は収まらないでしょう。
菅さんの経済重視政策は、「緊急事態宣言」後もちょっとだけ残されて、そっからコロナの感染が広まっていく可能性があります。
どうせやるなら、きっちりやって欲しいと思うのですが、事業者に給付するおカネもないし、ある程度の事業をしてもらわないと困ると思っているんでしょうね。
それが後々、どんな景色をもたらすのかは神のみぞ知るところです。
ゴルフ仲間とは、昨日「宣言でたら、暫くはラウンドを止めましょう」と連絡し合いました。
「広大なホールにたった三人か四人のゴルフさえ止めましょう」というぐらい気をつけなきゃ~感染抑止にはなりません。
政府に、そんな気概はあるんでしょうか?
今の政府の行動を見てると、「多くの高齢者がコロナで亡くなれば、医療費も介護費も生活保護も年金も支払いが少なくなるし、経済もある程度回るからいいんじゃねえの」ぐらいにしか思ってないような気がします。
そんなことじゃ~、支持率はもっと下がって政権維持は難しくなってしまうでしょう。