IOCのバッハ会長が広島を訪れて、慰霊塔に花を手向けたそうです。
この行為に賛否両論が巻き起こり、彼は真に平和を願っているのか、それとも単なるパフォーマンスかと雀たちが騒いでいます。
まあ、どちらでもいいんですが、オリンピックの守銭奴の申し子と言われる彼の心の内は五分五分というところでしょうか。
広島を五輪の糧にしたんじゃないかという人たちは彼の言葉に「原水爆禁止」の文言が入ってなかったという批判があり、多額の資金提供を受けている核保有国に配慮してのことだということですね。
1896年にアテネで開催された近代オリンピックは、今年で125年の歴史を刻み、1968年のロサンゼルス大会あたりから世界各国を巻き込んだ一大イベントとして守銭奴たちの凌ぎの場所になってしまいました。
開催国の出資金は膨らむ一方で、五輪に携わる著名人の懐にはガッポリとお金が舞い込むシステムが作り上げられています。
オリンピックを開催すれば、開催国の経済効果は鰻登りと考えられていましたが、それも今は昔…。
今回の東京五輪なんて、コロナ禍のために1年延期して、どれだけムダ金を使ったことでしょう。
おまけにこんな時期に無理やり開催するために、さらに巨額の資金をつぎ込まなきゃ~いけない羽目に陥っています。
こんなビジネスのための大会、アスリートたちは夢見ているんだろうけど、いい加減にやめてしまえ!
それぞれの競技の世界大会も行われているんだから、それでいいじゃないかと思うのですが、彼らに言わせれば「それとこれとは全く違う」という意見が大半です。
そんな彼らの夢のために、我々はべらぼうな額の投資をしなければいけないのはなぜ?
じいちゃんが大好きなサッカーもフル代表のワールドカップが開かれて夢中になって観るけど、五輪以外でU-24の世界大会を観ることは少ないのが現実です。
多くの競技が、五輪以外の世界大会ではTVで放映されないのも事実だし…。
そんなこんなで、ワ~ワ~言っても、五輪があった方がいいのかもね。
そうだ。
各競技の世界大会を4年に一度は、どっかの都市でまとめて行うことにして「オリンピック」という名のもとで開催すればいいじゃないか。