今日は、憲法記念日で祝日です。
新型コロナウィルスの感染者は、まだ高止まりしていますが、一昨年、昨年のような行動制限が撤廃されて、多くの人たちがGWを利用して、お遊びに夢中のようです。
そんな中で我が「日本国憲法」について深く考える人は、日本国民の中にどれほど存在しているのでしょうか。
まあ、じいちゃんもそうですが、それほど多くはないでしょう。
それに付け込んでか、特に自民党や維新の会の国防最優先のアホ政治家たちがロシアのウクライナ侵攻に乗じて日本も憲法9条の「戦争放棄」=「平和主義」を改正して、「戦争ができる普通の国?造り」をしようと考えています。
今に始まったことではないですが、いつの間にやら「自衛隊」は巨大化して、アメリカに頼られそうな組織へと変貌してしまいました。
ただ、自衛隊の戦闘機などは戦力として攻撃できる能力を持っていないことに一応なっていますが、本当のところはどうなっているのか分かりません。
戦術訓練では実弾が使われているんですから、能力がないとは言えないでしょう。
さて、こうした流れに対して国民はどう考えているのか。
先日の共同通信の世論調査で「憲法改正をした方がよいか」という質問に多くの人が賛成しています。
賛成と答えた人は、必ずしも「9条改正」に賛成しているわけではなく、例えばジェンダー問題だったり、環境保護問題だったり、「現実にそぐわなくなった部分を改正したり、付け加えたりすること」に対しての賛成が多かったようです。
これには、じいちゃんも大賛成です。
自民党や9条改正に熱心な政治家たちは、核を持つアメリカに抑止力としての防衛能力を今のように任せられない(というかアメリカはチャンと日本を守ってくれない)と考えているんでしょう。
今は明確に「アメリカは守らないよ」と宣言されている訳でもないのに、慌てふためきながら9条改正に走ろうとしています。
アメリカから「お金がないから日本は守れない」と宣言されれば、それはそれで何らかの防衛策をとらなければなりません。
危ない隣国の中国やロシア、北朝鮮と友好的な関係を築こうとすれば、アメリカが襲ってくるということにもなりかねませんから、確かに微妙な綱引きがあるにはあるでしょう。
じいちゃんたちのように基本的に「9条改正」するにはもっと議論が必要と考えてる人たちは、今までこっちのいいように利用してきた中国がお金持ちになって軍備を増強し、世界を闊歩する危ない国になってしまう現況を作ってしまった自民党議員にもっと苦言を呈してもいいんじゃないか。
それも人口の多い中国で一杯儲けようとして国を挙げて国内企業を中国に進出させたからこんなことになってしまったんだ(そこには政治家の巨大利権も隠されていたんでしょう)ということを彼らには認識してほしい(特に世襲政治家たちには)です。
お互いに手を取り合って五分五分でやっていけば良かったのに、いつの間にやら経済も領土への危機も侵されるような存在になってしまったんだからね。
そんなことにやっと気づいて、今慌てて「9条」を改正して「戦争のできる普通の国になる」というアホなことを言うのはやめてほしい。
どうせやるならまずは話し合いから始めるべきで、「それでも話がまとまらないなら戦争だ」「防衛措置だ」「緊急事態宣言だ」「反撃能力だ」なんてことじゃなく、もっともっと外交的議論を深めていくべきでしょう。
安倍元首相のように韓国が慰安婦問題などで日本の誠意に応えないからとまるで国交を断絶したように話し合いに応じないという情けないことはやめてほしい。
韓国も韓国だけど「いつまでお前らはズに乗ってるんだ」ということはシッカリ言って、話し合いすれば、解決の道はどこかにあるはずです。
日本も先の戦争で朝鮮民族に迷惑をかけたことは確かですが、それに事欠いていつまでもタカリのように接してこられては困りますが、そこはそれ大人同士の話し合いの仕方があるでしょう。
日本人は、話下手で興奮しやすい性質だから外交手腕に欠けているのは仕方ないかもしれませんが、今の政治家の拙いディベート能力では如何ともしがたいことなのかもね。
戦争を生き抜いて、剛腕と呼ばれる国民を引き付けるような政治家がいなくなって、ひ弱な世襲政治家の多い現在の政界を変える方法はないもんでしょうか。
まずは「国会議員は、二代続けて選挙に出ることはできない」という憲法改正をしてほしいと思います(職業選択の自由の特例として)。
こんなの憲法改正したいと言ってる世襲政治家には、絶対できないもんでしょうがね。