漁民の賛成を得られぬままに強行か

岸田総理と全漁連の坂本会長の協議は、「反対は変わらない」と会長が話して不調に終わりました。

今回の処理水放出で、じいちゃんは全漁連が基金を受け入れOKし、地元漁民を押さえつけると書いてきましたが、誠に失礼いたしました。

謝罪申し上げます。

まあ、政府との裏取引がなければということですが…。

これだけ世間が反対を表明してるのに、当事者をまとめる全漁連が表立って賛成したら、大騒ぎになりかねませんからね。

全漁連は面目を保ち、政府と東電が悪者になって責任を取り、見切り発車的に放出を始めるという事でしょう。

海洋放出は早ければ、24日から始まりそうです。

問題なのは中国の嫌がらせ的な発言です。

自分とこの原発から数十倍のトリチウムを垂れ流しているくせに、日本を陥れようとする中国報道官の発言には腹が立ちます。

トリチウムの分離は技術的に確立されているんだから、原発事故から10年も政府は一体何をしてたんでしょうか？

それができてれば、中国に揚げ足を取られんでも済んだのにね。

分離技術の開発には、お金がかかるからでしょうか。

いくらコロナ禍で大変だったとはいえ、防衛費をGDP２％にしようというくらいなら、トリチウムの分離技術開発なんて、その何分の一でしょうに…。

つまりは、東電からの政治献金目当てと国策という事で、地元漁民らを金で押さえられるという認識しかなく、水で薄めて放出するという東電の腹がなるべく痛まんような方法しか考えられなかったんでしょう。

800億円もの基金を作るなら、その金でトリチウムの分離技術を完成して、真水に近い処理水を放出すれば、中国に何のかんの言われんでも済んだし、その技術が国際的な貢献もできたはずなのにね。

まったく、アホな政治家の考えてることは分からんよ、我々一般国民には…。

最早、低支持率が当たり前の岸田総理は、「もうどうにでもなれ」とヤケッパチの独断専行に走っています。

自民党内部にこれを止める政治家もおらんようだし、安倍さんが生きてれば流石に「やり過ぎ」と批判したでしょうか？

自分や菅前総理がやってきたと同じ事をしてる岸田さんを見て、空の上からどう思っているんでしょうかね。

中国の日本批判は正当ではないと世界中の国々は考えてるんだろうけど、ロシアや北朝鮮、またロ・中に援助されてるアフリカなどの国々は、日本叩きに乗っかってくるでしょうね。

岸田さんの政治手法は、誠に危ない綱渡りとしか思えないのです。