OCA会長代行の言い分

今朝の朝刊にアジア・オリンピック評議会（OCA）の会長代行のインタビュー記事がありました。

次回の愛知・名古屋大会で選手村を整備しないという方針に「競技の異なる選手たちが1か所に集うべきだ」と難色を示したという話が掲載されていました。

愛知・名古屋大会では、名古屋競馬場の跡地に選手村を建設する予定でしたが、原材料費の高騰などにより選手村の建設が困難になり、既存のホテルなどを利用するという方針変更を伝えましたが、これに反発したという事です。

生活も苦しいこの時期に、多くの県民・市民が望んでもいないアジア大会を政治家や財界が誘致して、ある意味勝手にやってることに、結局多くの県税や市民税が使われるのですから、私たちのことを考えれば、既存の宿泊施設を使ってもいいんじゃないのと思うのですが…。

この会長代行は64年の東京オリンピックで「日本のあらゆる都市が変貌を遂げた」と振り返り、「これから名古屋の街が大きく変わるのが見られるだろう。大会の成功を信じている」と語ったそうです。

名古屋の街は、アジア大会がなくても、どんどん変わっているし、別段これに合わせて街づくりをしようと考えてるのは、政治では解決できない経済活動の活性化とこれを契機に儲けたいだけの企業が望んでいるだけです。

確かに、こうした経済活動の動きで潤う人も多いでしょうが、結局使った費用は自分たちに税金として跳ね返ってくるか、子供たちにツケとして回されるのがオチです。

今更、名古屋の街が大きく変わったところでどうなるもんでもないしね、市民としては…。

会長代行の言を考えればアジア大会なんて、街づくりが進んでいない発展途上国でやるのが一番だ。

現在ほとんどの費用負担は、開催都市や開催国におんぶに抱っこ状態だから発展途上国ではできんだろうし、OCAの委員にもうま味がないから、結局ある程度お金のある都市や国になってしまう。

じいちゃんがOCAの委員なら「アジア大会開催地は発展途上国の都市とし、アジア諸国がお金を出し合い大会を準備・運営する」と規約を変えるのを提案するんだけどなぁ～。

その方が経済的に優位な都市や開催国が、ほぼすべての経費を使わないで済むし、途上国の街づくりに貢献できるというもんだ。

どの国も経済的に苦しいんだからね。

アジアの国の人たちが、みんなで作り上げた方がいいと思う。

そして、すでに街づくりも進んでいる名古屋の将来を考えてもらわんでも、この会長代行には出身地のインドの街づくりの方を考えて欲しいね。

名古屋の街以上にインフラの整備された所がインドにどれだけあるかをまずは考えて欲しいです。

選手村を名古屋に作った所で東京五輪の選手村のように高額な分譲マンションぐらいしかできなくて、ちゃんと販売できなかったらなったら誰が責任を取るんだよ！

東京と違って、持ち家率の高い名古屋で、新築物件でもないそんなんが本当に売れるんかい（名古屋人は新品が大好きだから…）？

※内容の一部に新聞記事を引用しました。