変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

アウトドアその3

2008-05-09 05:32:09 | Weblog
我が家のテントを遠くに眺めながら、帰ってきた。小さいながらも帰るところがあるというのはいい。

外においてある簡易ベットに横たわってじっくりと夜空を眺める。今夜は、雲ひとつなくて星がきれいだ。真上に北斗七星が見えた。航空機が細い筋状の雲を伸ばしていく。

今回、こうしてアウトドアを楽しみたいのには、目的があった。

ウクレレを弾きたかったのだ。

今年に入って、ウクレレを習い始めた。ギターも殆どさわったことのない私は、ある日ふと、ウクレレを習ってみようなんて思いついた。体験教室にはじめて行って、そこで全く初めてウクレレを弾いた。小さくてかわいい音がする。4弦しかないから、コードも押さえやすい。なんとかなりそうだ。

そう始めて五ヶ月、楽譜を見ながら、弾けるようになってきた。伴奏だけではないソロで弾きたくなったので、がんばっているところだ。

星を眺めながら、ウクレレを弾いてみる。

アウトドアその2

2008-05-08 16:13:06 | Weblog
さて

キャンプ場に戻る。ここは、正面に池がある。すぐそこは、海岸だ。淡水と海水の池が隣り合わせにあって、珍しい動植物がいるらしい。

手早くテントを張る。簡易ベットもセットした。テーブルといすを置いてそれらしく出来上がる。

炊事棟が少し遠い。水の携帯のボトルを持って、キャンプ場内を散策してみる。バーべキューやカレーの臭いがする。

ライダージャッケットを着た男の人達がいた。今着いたばかりなのだろうか、一人用のテントを各々が張っている。木にウエットスーツを掛けているテントもある。海岸で潜水を楽しんだのだろう。お年寄りが何人かいる。数年前には、みなかった。息子、娘の家族について来てるのだろう。時代の流れを思う。

みんなそれぞれにに楽しそうだ。

温泉に入りに行く。

受付に外国人がいた。丁寧な日本語で応対してくれた。名札を見たら、日本の苗字だった。てきぱきとよく動く。違和感がなかった。地域に根ざして暮らしている様子が伺えた。それに比べて、我が家の隣の住人の中国人は、困ったものだ。

ここは、潮湯だった。のんびり壁にもたれて足を軽く浮かせたら、ぷっかっとあがった。嬉しくなって、泳ぐまねをしてみた。やったあ、と手を上げたら、小学生の女の子と目が合ってしまった。「静かにします、ハイ」

外へでたら、外は、とっぷりと日が暮れていた。


アウトドアその1

2008-05-07 22:17:01 | Weblog
わたし、、こう見えても、、あ!ブログだから見えないね、、(笑)

アウトドアが結構すきなの。

ここ2年程遠ざかってたけど、年に2,3回は、キャンプを楽しむ。

アウトドアにも色々タイプがあって、我が家の場合は、遠くに出かけ、昼間は、知らない土地の観光を楽しんで、夜はランタンの明かりの中で夜を楽しむ。

この連休、一泊二日だけど、ちょっと遠くに出かけた。

久しぶりなので、忘れ物が気になったが、何とか荷物を詰め込んで、いざ!出発!

高速に乗る。もう、、やっぱり田舎の高速だけど、それなりに渋滞、、

まずは、長がーい廊下で有名な昔懐かしい校舎を見学。木造の雰囲気が、小学生の頃を思い出させてくれた。それから、古い町並みの一角にちょっと不釣合いな近代的な建物がある。それも覗いてみる。

うーん、、、この建物は問題だ。地元出身の賢人をたたえているのだが、私は、よく知らなかった、、極めつけは、その賢人の中に議員がいたことだった、、ああ、、これでよくわかった、、ガッテン!この人が予算を組んで建てさせたんだと、、ああ、、

だから、日本画で有名な人の絵画を廊下の踊り場に飾ったりして、、いかんよ、いかん、いかん、、

まあ、そんな立った腹?を横にして?

もう一足伸ばしてみる。

かつおの水揚げで名の通った漁港に行く。

着くと、なにか大声が聞こえてくる。せりの声だ。見ると、かつおの入ったトロ箱がずらりと並んで、男達がひとかたまりになって、せり落としている様子だ。その雰囲気は、私達よそ者を寄せ付けない迫力があった。

もう帰ろうかと思っていたが、「市場食堂」という看板が気になり、恐る恐る入ってみる。そこには、厨房におばちゃんが一人で、かつおをさばいていた。
「あのう、かつおのたたきできますか?」と私。
「ああ、私ひとりじゃけん、時間かかるけどかまんかいね?」とおばちゃん。
「え、あ、おねがいします」

そこにある雑誌を読むとはなしに手にとって見ていると、長靴の足音が近づいてきた。おなじみさんのようだ。
「おばちゃん、忙しそうじゃね。また来るけん。」
「ごめんね」
また一人やってきた。
「おばちゃん、今日は疲れた」
「そうかね」

ようやく運ばれてきた。

大き目の茶碗にてんこもりのご飯。大きめの皿に二列並んだかつおのたたき。天ぷらは、これははらみというのだろうかかつおの腹の部分だ。

かつおを一口食べる。とろけそうなその感覚に「美味しい」と声を上げた。
その私の言葉をきいて「そう!今上がったばっかりのじゃけんね」

どうやらかつおの水揚げは、夕方近くに時間になるらしい。
なんと私達は、グ~!な時間に来たのだった。

そんなことを教えてもらってますます美味しさが増してきたのだった。





マスターズその3

2008-05-05 15:23:32 | Weblog
「飛び込まずに、そのまま下からスタートした方が速いかもしれんね。飛び込んだ瞬間足が曲がっとるから、スピードがでんよ」

飛び込みの練習をしている私の姿を見て、運動神経のいいアスリートさんは、そう私に言った。

「えっ」

私は、絶句してしまった。「そうじゃなないの。私は、今まで飛び込みを経験したことがないから、この機会になんとか恐怖心を乗り越えて頑張ってみようとしているのに、速さを身に着けようとしてるんじゃないのよ」

そう言い返せばいいのに何も言えず、その日は練習することが辛くなってしまった。飛び込みを練習していることが空しくなってきた。

運動神経のいい人は、そうじゃない人の気持ちがわからないのだろう。

走ったらビリだし、跳び箱は飛び越えれないし、鉄棒の逆上がりも今だにできないし、ドッジボール、バレーボール、バスッケトボール等は、ボールが飛んでくるのが怖くて触ったことはないし、運動会の前日は、かけっこが嫌で嫌で眠れなかったし、、、そんなことあげてたらいくらでも出てくる。

娘が同じように運動神経があまりよくはないのだが、小学生の低学年の頃、スイミングスクールでの見学をしていた時のことだった。その娘が小柄な身体で、バタフライ、背泳、平泳ぎ、クロールとこなし、見事進級テストに合格しているのを見て、私は感激してしまった。

「私も頑張ったら、できるかもしれん」

そう思いついてから、13年間、中断した時期も何度かあるけれど、なんとかマイペースで続けられている。

飛び込みの練習だけは、したことがなかった。

コーチが変わり、その指導方法も変わってきて、メニューの中に組み込まれてきたのだ。プールサイドに立つだけでもそれは、大変な恐怖心を招く。今だにその恐怖心は取れきっていない。そんな中での練習だ。

もっと練習を重ね恐怖心が取れてきたら、きっとよくなることだろう。そう願ってなんとか頑張りぬきたいとそう思う。