大澤朝子の社労士事務所便り

山登りと江戸芸能を愛する女性社労士が、
労使トラブル、人事・労務問題の現場を本音で語ります。

◆元顧客の訃報と老齢厚生年金「死亡届」の提出

2013年03月20日 00時00分34秒 | 顧客のこと
社会保険労務士の大澤朝子です。

人の縁というものは広がり、枝葉のように続いていく。
先週、元顧客の方の訃報が届きました。
十数年前までのお客様です。
現在は、その方の次の方が社長を務められていて、今でも
顧問先になってくださっています。

そして、現在の社長さんの奥様は、よく私に様々なご相談
をしてくださったり、親くお付き合いをさせていただいて
おりました。思い出すのも悲しいのですが、その奥様は
数年前に長患いの後で若くして逝ってしまわれたのです。

今回、報せを聞いて思い出しました。
前の社長さんの老齢厚生年金の裁定請求を私がさせて
いただいたことを。
急いで年金ファイルを開くと、平成7年7月に提出しておりました。

前の社長さんには大変お世話になりました。
開業後間もない時期に顧問先になってくださり、
社会保険の新規適用や労働保険事務組合へのご加入等、
いろいろとお仕事を戴き、たくさん報酬も戴きました。
有難いことです。

そして、今回は、その方の「死亡届」の提出です。

人の一生の中で、老齢年金の請求をし、そしてその終焉にあたり、
最後は死亡届で締めくくる。
これは、お世話になった方への最後のお礼として、
(無報酬で)出して差し上げなければ、と思いました。

娘さんにそのことを申し上げると、快く、「お願いします」とのこと。
これで、元顧客に最後の御礼をさせていただくことができます。

祭壇にお線香を供えると、十数年前の笑顔のままのお顔が
そのまま思い出されて、声を出して「お世話になりました」
と申し上げました。


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