『不連続の世界』 恩田陸 著 2021.8.16 読了
短編のように場面を替えてある1冊だった。
多聞という主人公の感受性や勘が鋭いところが好もしい。
1話1話独立しているので読みやすい。
最初2話で、このまま最後まで段々怖さが募るなあ...と思っていたら、あとはそうでもなかったので安堵した。
私は、自分の持つ表現でない部分に差し掛かると何度も読み返し足踏み状態になることがあるが、この本は引っかかるところや残念な気持ちになる部分がなかったので良かった。
最後、多聞の妻が失踪中だという展開の話であった。
ところが、これは多聞がショックを受け入れられずに編み出した逃げる気持ちからくる内容だったことに驚いた。
それまでのストーリーで聡明な推理をしていた人間も、結局人間なのだな、という展開。
でも、読みごたえがあった。
続編があってもいいと思う。
短編のように場面を替えてある1冊だった。
多聞という主人公の感受性や勘が鋭いところが好もしい。
1話1話独立しているので読みやすい。
最初2話で、このまま最後まで段々怖さが募るなあ...と思っていたら、あとはそうでもなかったので安堵した。
私は、自分の持つ表現でない部分に差し掛かると何度も読み返し足踏み状態になることがあるが、この本は引っかかるところや残念な気持ちになる部分がなかったので良かった。
最後、多聞の妻が失踪中だという展開の話であった。
ところが、これは多聞がショックを受け入れられずに編み出した逃げる気持ちからくる内容だったことに驚いた。
それまでのストーリーで聡明な推理をしていた人間も、結局人間なのだな、という展開。
でも、読みごたえがあった。
続編があってもいいと思う。