土筆、今昔。
昔、野道でつくしをたくさん摘んで帰ってくると、みんなで袴(等間隔に着いているギザギザ状のヤツ)をとって、水洗いして、母親が卵とじを作ってくれたが、毎年食った記憶はないので、おそらく初食いで苦さとか、ジャリジャリ感を味わい、「まぁ、人生で1回食っときゃええかぁ」でウチの食卓には2度と出るチャンスはなくなったのだろう。
現在、この季節になると大きなビニル袋を引っ提げて、はち切れんばかり摘んでみえる方を時々見かけるが、排ガス被っているわ、花粉・PM2.5被っているわ、あらゆる鳥獣類が糞尿を垂れ流しているわの昔よりかなりつくしにとって劣悪な状況で、食える方がウラヤマシイ限りである。