ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

通してみる

2007-07-16 16:59:32 | 芝居
午後2時からの稽古はさすがになかなか人が集まらず、集まったメンバーでやろうと思うものの、見事に絡みのないメンバーが集まっていた。仕方ないので紙吹雪を切ったり、雑談などをしていると、演出のKさん登場。「ちょっと遅れる」と電話してから、どこかに寄ってきたようだ。

んでまあ、さらに雑談は続いて、そのうちかろうじてやれるシーンをあたってみる。
動きの激しいシーンで、しばらくやったのち、休憩。そのとき急にKさんは「唐揚げ食いてぇなぁ」といいだした。

暫時休憩とし、Kさんは唐揚げを買いに行った。すでにKさんのために準備した「鷲の尾」は空っぽである。

しばしののち、Kさんは、唐揚げと牡蠣フライと共に一升瓶を下げて戻ってきた。「鷲の尾」であった。そしてKさんは、これからちょっと顔を出さなければならないところがあるという。ええーっ。

一応全シーンやってみて、見てもらおうと思っていたのだが、まあ、戻ってきたら残りを見てもらうことにして、とりあえずやれるシーンの序盤を見てもらうと、時間がやってきた。Kさんは、夕闇迫る街に長身と貧髪をなびかせて去っていった。8時頃には戻ってくると言い残して。

とにかく今日は、通してみるのだ。照明のCさんに全シーンを見てもらわないといけないのだ。

というわけで、頭から通してみることにした。まだところどころ怪しいところはあるものの、二週間前としてはまあまあ。

ふと時計を見れば、8時……まだ来ない……。
順調に通しは進み、8時半……やっぱり来ない……。
そして8時40分頃、俺の携帯が振動した。

Kさんである。

やっばりな……。

「あのぉ……やっぱり……行けねぇ……」

そうくるんじゃないかと思ったんだ。

ま、しょうがない。

来ない予定だった音響のKもやって来て、大体の音を入れてみる。ごちゃごちゃ打ち合わせをしながらもどうにか全シーンをやることが出来た。

あと二週間、頑張っていきましょう。