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ボヘミアン賢治1

2024-12-10 17:07:20 | 芝居

承前
北のまほろば祭り2

 ボヘミアン・ラプソディーを気持ちよく日本語で歌いたいという欲求から始まり、北のまほろば祭り2に呼んでいただいたので、まずは伴奏を作ってくれる人をお願いし、止まっていた翻訳作業を進めようと決心した。
 で、止まっていた原因が「Beelzebub」。最初の稽古、10月の段階では、まだ解決していなかった。伴奏の制作が進み、コーラスは録音して編集してもらわないといけないので、まずは歌の稽古と録音をした。
 その後、いろいろと頭をひねった結果「Beelzebub」を「地獄絵図」と訳すことにしたら、一気に最後まで進みかかった。そして、最後の最後に残ったのは「Anyway the wind  blows…」。このフレーズは途中にも出てきていて、そのときは「風は吹くだろう」と訳している。んじゃそれでいいじゃないか、と思われるかも知れないが、事はそう簡単ではない。というのも、ボヘミアン・ラプソディーを宮沢賢治と結びつけないといけないからだ。
 んでまあ、全体の構成としては、冒頭にボヘミアン・ラプソディー、あるいはフレディ・マーキュリーと宮沢賢治の関わりを考察し、そののち、PowerPoint的なものを使って、英語の歌詞とその日本語訳を提示し、それをどのように意訳したのかを解説したのち、日本語で熱唱するという流れになった。
 で、歌詞の中にもどこか賢治と結びつけたいなと思っていた。それが最後の行で結実した。どう訳したかというと、というか訳になっていないのだけれど、このようにしてみた。
 「Anyway the wind  blows…」
 「風の又三郎」
 決め手としては、最後のblowsと三郎の韻である。少々字余りではあるが、意味と韻の両方を取れるので採用した。
 翻訳が完成し、伴奏やコーラスも順調に進んでいる。後は、PowerPoint的なもので翻訳の解説をする前の考察部分である。
 ここで生成AIに頼ることにしてみた。フレディ・マーキュリーと宮沢賢治の共通点は? とか、両者の作品世界に共通するものは? あるいは生い立ちなどに何かしらの共通点はないか? そのあたりをChatGPTに聞いてみたのだが、賢治のプロフィールに「花巻農学校に通いながら、詩や童話を書き始める」とかいう記述があって、こりゃ信用できねぇなぁ、と思ったので、警戒しながら活用することにした。
 共通点についてはGensparkに尋ねてみると、
「宮沢賢治とフレディー・マーキュリーには、共にその時代を超えて影響を与え続けるアーティストであるという共通点があります。宮沢賢治は詩や童話を通じて自然や人間の本質を探求し、フレディー・マーキュリーは音楽を通じて多様な感情を表現しました。彼らの作品には、人生の深い洞察や普遍的なメッセージが込められており、時代を超えて多くの人々に感動を与え続けています」
 なんか当たり障りのない共通点である。
 もっと単純に、生年月日とか、血液型とかそういうのに共通点がないかと思ったのだが、誕生日も全然違うし、フレディの血液型もわからないし、賢治はO型らしい、という情報しかなかった。

 んじゃどうすりゃいいんだ? と途方に暮れて、さらにいろいろ調べるのだが、またそれは次回に。



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