市民参加型の舞台、劇団モリオカ市民5年ぶりの通常開催が終了した。2019年に新シリーズ「Mrioka Chronicle」となってから2度目の公演だ。
モリオカにこだわった題材で、偉人伝とか歴史上の人物とかからは、あえて外れ気味の題材を取り上げるというコンセプトで、2年に一度の公演を行っている。公演は2007年に第1回が行われているのだが、その始動はさらに2年前、2005年に遡る。ざっと振り返ってみよう。
大体モリシミ(劇団モリオカ市民を略してこう言う)を説明しようとすると、何となく立ち上がりから語らないと、概要というかそういうことがわからないので、ざっくりと説明してみよう。と、ざっくり説明してる間に、大体1回分の分量は書いてしまうので、本題に入る前に終わりそうである。そんなことを書いてる間に説明しろって? そのとおり!
2007年の「冷麺で恋をして」から始まった、盛岡三大麺シリーズは、まさにそのコンセプトを表す真骨頂。三大麺シリーズで芝居を作ろうなんて、盛岡以外では考えられまい。これは「わたしのじゃじゃ麺」「わんこそばの降る街」と続き、2011年3月、東日本大震災の直前に完結した。
続いてのシリーズを考えねばならないときに震災が起こった。これは避けて通ることが出来ないと考え「あの年の盛岡」シリーズを立ち上げた。明治、昭和、そして東日本大震災津波の年に盛岡ではどんなことがあったのか? ということを掘り下げる芝居だった。
2年に一度の公演なので、明治三陸大津波の年(1896年)の盛岡をテーマに公演をしたのが、2013年。昭和三陸大津波の年(1933年)を取り上げたのが2015年。そして、東日本大震災の年を取り上げたのは2017年だった。
内陸の盛岡なので、直接津波を取り上げることは出来ない。しかし、盛岡に、当時どのように第一報が入り、どんな支援が行われ、どんな風に復興と関わってきたのか? そんなことを調べ、演劇にするのは、必ず何かの発見につながり、それは未来への財産になるはずだ。そんな直感のもと、企画を立ち上げた。
実行委員に反対する意見は無く、スムーズに企画が立ち上がっていった。
しかし、口さがない外野はいるものである。ちらほらと苦言が聞こえてきた。(難癖とも言う)しかしこれについては、いささかも揺らぐことなく、まずは1896年の盛岡を調べ始めると・・・と、これを掘り下げてしまうと、それこそ長大になってしまうので、ここでは深入りしない。
シリーズ完結まで6年、「あの年の盛岡2011」を上演する頃には、外野の苦言は全く聞こえなくなっていた、と思う。
で、次のシリーズは「Morioka Chronicle」となり、まず初めに取り上げたのは、現在「盛岡城跡公演」と、重箱読みもさもしげなことになっている「岩手公園」。どんな経緯で岩手公園が出来上がってきたのか? そんなことを群像劇で描いた。
なんて概要を説明してる間に、大体一回分終わってしまったではないか! バスセンターのかけらも出てきてねぇ!
というわけで続く。
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