左腰の痛みが慢性化してしばらく経つ。常に痛いわけではないし、何かの拍子に激痛がするわけでもない。ずっと立ったままでいると、じわっと痛くなってきたりする。特に台所に立って料理してたりするときが要注意で、最も痛みが出やすい。わずかに前屈みの姿勢で立っている、というのが良くないのだろう。材料を切って炒めて、ついでに副菜も作ってと、同じ姿勢が続くと10分くらいで、段々じわじわと痛んできて、仕方ないので両手を膝について姿勢を変える。そうするとわりとすぐに痛みも引くので、まあ重症ではないのだろう。
こういうのが案外やっかいである。耐えられないほどのものであれば、こまめな積極的治療を選んだりしようものだが、そんなでもない。三週間に1回くらい整体に行けば、それなりに軽快するので、現状維持のまま、微妙な腰痛を抱えていたのである。
特に朝は腰に違和感があり、起きたときにどうしても動き出しまで時間がかかる。ブレスエアーの中綿の敷き布団も腰の部分が大分へたってきていたので、それも影響しているかも知れない。
そう思って、ある日、敷き布団無しで直接畳に寝てみた。
昔、公演を控えて台本の進みがはかばかしくないとき、仮眠を取る際、布団に寝ちゃうと仮眠にならないので、畳で直接寝てみることにした。すると流石に寝心地が悪いので、しかも、なんとか起きようとしていたので、わりとすぐ起きることが出来た。そしてまた執筆にとりかかり、遅々としながらも台本は進んでいった。
「これはいいぞ」
と思って、毎日仮眠を畳で取ることにして数日・・・人は慣れるものである。畳でも熟睡出来るようになってしまったのである。その後無事に台本は書き上がったと思うのだが、畳で仮眠を続けたわけではなかった。
とまあ、畳に直接寝ることにそんな思い出もあるのだが、ちょっと寝づらいだろうけど、まあやってみよう。
その結果、ビックリすることに、朝、起きたときに腰が痛くない! あまりに即効性があったので、何しろ驚いた。それでも日中に同じ姿勢で立っていると、やはりじわりと腰痛が来る。流石に慢性のものはそう簡単になくなるわけではない。
というわけで、毎日直接畳に寝てみようと考えたのだが、流石に毎日直接畳は憚られるので、中綿のブレスエアーを抜き、カバーだけにした。新しい、硬めの布団を調達しようかとも考えたのだが、1日だけでそう決めるのは早計だと思ったので、数日畳に近い硬さで大丈夫なのか試してみた。カバーだけなので、ほぼ畳の硬さである。結果、寝起きの腰は快調である。
腰痛と敷き布団の関係は、かなり重要だとみた。どういう布団がいいんだろう? 出来れば硬くてコンパクトになるものが良い。やはりここはちゃんとした布団屋さんで相談してみよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます