今日締め切りだった原稿は、河北新報のコラム。結局、千春さんのことを書いた。というか今はそれ以外書けない。しょうがない。
掲載は30日。微風旋風というコラム。
お盆の帰省から帰ってきて、もらってきた梅干しを、袋から、瓶に移したりしていたら、ふと思い出した。
そういや千春さんは梅干しが嫌いだった。
とある何かの芝居で、あ、そうだ、去年のアレだ、外国人による日本語芝居だ。
その、昼食かなんかでおにぎりが出た。
そのおにぎりの一つを千春さんは大きな口でほおばった。ほぼおにぎり三分の一くらいの大きさを食べようとした。
それは容易に「具」まで届いていた。
で、その具は、「梅干し」だった。
口に入れた瞬間、ものすごい形相で吐き出した。なんだか言葉にならない言葉を言ってたような気がする。
囓り取ったおにぎりの、その欠けた部分に戻すように、おにぎりを吐き出しやがった。
我慢して飲みこんじまえば、残りのおにぎりは誰かに救出されたろうに。もしくは、別の所に吐き出せば良かったのに。
さすがにそのおにぎりは廃棄の憂き目をたどった。
よくよく思い出してみると、そんなことを何度か目撃していたような気がする。
今度梅干しを供えてやろう。
掲載は30日。微風旋風というコラム。
お盆の帰省から帰ってきて、もらってきた梅干しを、袋から、瓶に移したりしていたら、ふと思い出した。
そういや千春さんは梅干しが嫌いだった。
とある何かの芝居で、あ、そうだ、去年のアレだ、外国人による日本語芝居だ。
その、昼食かなんかでおにぎりが出た。
そのおにぎりの一つを千春さんは大きな口でほおばった。ほぼおにぎり三分の一くらいの大きさを食べようとした。
それは容易に「具」まで届いていた。
で、その具は、「梅干し」だった。
口に入れた瞬間、ものすごい形相で吐き出した。なんだか言葉にならない言葉を言ってたような気がする。
囓り取ったおにぎりの、その欠けた部分に戻すように、おにぎりを吐き出しやがった。
我慢して飲みこんじまえば、残りのおにぎりは誰かに救出されたろうに。もしくは、別の所に吐き出せば良かったのに。
さすがにそのおにぎりは廃棄の憂き目をたどった。
よくよく思い出してみると、そんなことを何度か目撃していたような気がする。
今度梅干しを供えてやろう。
妹は食べたくなると
実家で遠慮なく食べていたそうだ。
匂いも残さぬ愛だな。
そう言えばあたしも、見たことあったような気がする(笑)