やっと手描きの白椿帯が納品されました。丁度紅花紬も仕上がって来たので、合わせて着る日が楽しみです。

黒にも見える深い藍と紫です。光の当たり具合によって変化するのでとても綺麗です。洒落帯ですが、色無地に合わせればお茶会にも出席できる格はあると思います。錦糸も使われているので、気に入りました。実は地色を他の色にしようかと悩んだのですが、結局はこの色にしました。
他に利休茶の白椿小紋もあるし、まあ椿に椿は合わせないでしょうが、池田重子さんなら「有り」かなぁと思ったりします。半襟をちょっと粋に明るい色を持ってきて、帯上げを緑系の落ち着いた色にして、帯締めは花を引き立たせるように紫にして。紅花紬は白系なので合うし、利休茶に紫もいいでしょうね。同じく青白橡の三つ紋色無地もあるので、良い感じ^^;
他に何故かアンティークに凝っていて、帯二本と小紋二枚を注文してしまいました。楽しみです。
今日は呉服屋に仕立て上がった紅花紬を見に行ったのですが、ツレも一緒に行きお茶をごちそうになりながら、自分が出張している先の近くにも織りの工房が多いことを教わり、そのパンフレットに見入っていました。でもやっぱり毎年訪れる大好きな八丈島特産の八丈紬のページを眺める時間が一番長かったかな。次にお金を貯めたら買いたいのは決まっているので頑張らなきゃ。
そういえば友人が「帯のお金を貯めなきゃね」というのです。「?」もう半分は支払っているし、もともと無いなら買わないよ~と答えると「え?」とこれまた不思議そうな表情。欲しい物が自分の中での予算に合うなら即決です。ローンまで組むような事はしたくないし、B反でいいや・・・的な安易に走る事もないですね。まあB反やリサイクル古着にも掘り出し物はあるので、一概には拒絶できません。意外と見つけるのが特技なので、なじみの古着屋さんはおもしろがっています。「全くかなわないね」と。
友人は買うことを悩む私を「金銭的な問題」と取ったのでしょう。躊躇して一度はあきらめたのは本当に必要かどうか、合う着物があるかどうか、何処に着ていくのかをシミュレーションしてみて、それでも欲しいならゲットします。一度は売り場を離れて頭を冷やす時間を取っただけです。幸いにも自由になるお小遣いがあるので、その範囲で楽しみながら、着物ライフをエンジョイしています。
夏の旅行は息子も娘も着物で飛行機に乗る気でいます。結構ですがね。大丈夫かしらね・・・。着物好きな家族をもって幸せなのですが、姫の着物はまだ子供サイズなので直しに時間がかかるのです。嬉しい悲鳴です。
息子はもう大人サイズなのでほんのちょっと直すだけでOKなので、楽です。でも彼なりのこだわりがあるらしく、面倒です。着物を着たとたん「江戸っ子」風な口調になるのが面白いです。ま、そういう自分も着物の時ははんなり京言葉か里言葉になるのですが・・・。叔母が元芸者なのでそういう環境に慣れすぎているのでしょうね。
そういえば田舎に住みながらも、方言や訛り言葉を使わないのは何故でしょうかね。何時も「関東の方?」と言われます。それが良いとか悪いとかではなく、方言と標準語の区別が付きづらい時代なのかなと思います。
でも友人の一人は完全「秋田訛り」なので、時々通訳を必要とします。味があって面白い時間です。
日本は素晴らしい文化をもっているのですから、ジュニア世代から着物に親しんでくれるのはとても素晴らしいと思います。早く半幅帯で良いから自分で結べる用になって欲しい物です。今のところ姫の浴衣は簡単着け帯です。それでも自分で合わせて着るのですから偉いものです。
もうすぐ夏休みです。夏祭りも近いので楽しみです。金魚釣りだけはしないでねと固く約束させています。だって我が家には金魚・・・・沢山いるんです。金魚釣りとヨーヨー釣りが得意な姫。露天荒らしと言われています。射的をやらせたら大物をゲットするのは母。くじ引きで一等くじを引くのは息子。荷物持ちはツレです。
今日は着物をきてパチンコしてました。意外に誰も気にしないので、次回から堂々と着て歩けるって分かって安心しました。以前はたばこ臭くなるので嫌だったのですが、今は禁煙の人が増えたし、空調もしっかりしているパチンコ店が増えたので、匂いは気になりませんでした。しっかり勝ったし^^;
今日も幸せな一日でした。