被災者だというと「賠償もらえていいね!」とはっきり言う人もいます。家賃もタダなんでしょう?いいね!って。
これは良いことなのか?
いや・・・・何も貰っていないただの被災者だっているわけで、私たちは原発事故での避難なので貰えているわけで、津波被害の人たちにはそういう部分はない。それで考えればはっきりいって助かりますけど・・・本来であれば貰わなくても、元の場所にさえ普通に住んでいればいいだけのこと。それができないという精神的賠償なので・・・・。これってどうよ。。。。
複雑ですねえ。
日が経つにつれて焦りと諦めと苛立ちが大きくなっていくのがわかる。
で、孤立死の問題だ。これはもう防ぎようがないっていうか、行政に任せておけない部分でしょうが。広報誌をただ郵送で送るだけじゃなく、人員を割くのも大変だろうけれど、町の役場の人が訪ねるとかね。できないのかな。
私たち家族も住民票を移して、今の居住地区の住民になることにしました。勿論、そのうち落ち着けば帰ってもいいしね。定年後は帰れるなら元の場所で花でも育てて、趣味にいそしめばいいだけで・・・・。
過疎地域や今まで店も病院も遠い町で暮らしてきた人は、都会になじんだようで、若い人たちは帰る気配もないとか。やっぱりねえ。目の前のコンビニは大きいメリットですもの。
もう二年かあ。早いなあという印象それしかない。
だって我々は時が止まっているんだもの。
一時帰宅に申し込んだら、入れる車は一世帯一台だという。荷物が出せないじゃないか!といったけれど、引っ越し業者ならいいという。行く業者が少なくて困るし、そこまでの荷物もない。
じゃ、二回入れるのかと聞いたら公平性を保つために一回だけだという。
ああそうですか!って電話切ってしまった。
もういいよ。結局避難民の気持ちなんて誰も解ってないんだ。