エコな着物である「和服」ですが、やはり物理的に修復不可能になれば捨てるしかなくなるわけですが、使用する人にとって価値がなくなればやはり「さよなら」しなくてはなりません。というのも収納にも邪魔だし有ることが心の澱になってなんだかどよ~んとなるからです。上手にリサイクル店に引き取ってもらうとか、友人に譲るなど考えます。
どこでその境目がやってくるのかだんだんわかって来ました。
まず、出番が少なくても礼装用の物は残すものに入ります。レアな逸品も手放せません。作り手が居なくなった物などはお宝です。
変わりにレトロな物でも中途半端な物はいらない。大正ロマンまで行けばお宝ですが昭和の香りのするような物は使えない。敢えて昭和を主張する場合は別でしょうが・・・・今は恥ずかしくてダメだわ。塩瀬のぴかぴか帯はもう流行らないかなとか・・・・。リサイクルショップで衝動買いした安物はやはり締める事はなかったのです。三年持っていても一回もなし。ということは今後もないかなと思って処分しました。
私の小さいころの着物は姫が着ていましたが、それも限界。良い品だけ残して後は座布団カバーにしたり巾着バッグに作り替える予定です。良い品は四代目に残すつもりです。
セットで付いてきた帯も使い切った感があるので若い方に差し上げました。化繊だし・・・・。友人いわく「正絹を纏う人は化繊はダメでしょ」とのこと。そうなの。変なの。半幅帯ならまだ許せるのにねえ。化繊でも面白い柄の物は残せます。やはり化繊の着物も数枚ないと不便です。木綿や化繊は洗えるという点では便利ですからね。雨の日に出かける時に、コートを着るまでもない場合は化繊でさくさく出ちゃいます。
この週末に帯のタンスを整理しました。夏物を入れ替えたり、畳みかえしたり、名古屋帯と礼装用の物を分けてしまったり、袋帯でも素材で分けたりしました。これでだいぶ探しやすくなったはず。
着物も整理して来年の6月まではこのままで行けるはず。3月には姫の卒業式、4月は入学式ですから、また色無地の出番です。
寿命はないはずなのにさよならすることになったのは全部自己責任です。衝動買いはもうしません・・・・・。はい。反省します。