気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

被災地放送の楽しみ方

2012-12-31 14:52:16 | 日記・エッセイ・コラム

 楽しみ方というと語弊があるかもしれませんが、被災地の仮設住宅などを紹介する番組などでは知人を探したり見つけたり、同じ支援物資を使っているのを見るのが「一体感」があって楽しいんです。おなじホットカーペットとか冷蔵庫とか。先日も大型のショッピングモールで写真が貼ってあったので眺めていたら、やはり「どこかであったような・・・」感じのする人々が集まる。古い歌謡曲にあった「ああ上野駅」のような感じですかね。(古いな私も)何気ない言葉端に地元の訛りがあるとなつかしいのです。以前は訛りが恥ずかしいと思う時期もあったのですが今は大切にしたいなあと思うようになりました。

 福島は大きくには三地方に分かれています。会津・中通り・浜通り。浜でも南と北は全然違う。隣町でも違う。

 先日も放映された同じ町の被災者の語りがテロップなしには解釈出来なくて苦笑しました。早口になると余計に分からない。でもその放送を見ていたらしい新聞店の店員さん「浪江って結構・・・・」「そうよ~なまりがあるでしょう?」と言ったら「安心したわ~、私、言葉悪いから~」と。全然そんなことないんですよ。

 「ん」という鼻に抜く発音は関西人には出来ないらしい。「んだんだ」とか。「んだべした~」などwwwww

 だから映画「フラガール」には違和感がありました。あれは「常磐磐城」でも北茨木に近い訛り。平田村とかがそれに近いかなあ。けっして「福島弁」ではない。

 統計的にみて福島は「保守派」なんだとか。伝統を重んじて「変化」を好まない人種。だから地元にこだわるのかなあとは思いますね。避難生活を「仕方ない」といいつつも福島にこだわるのはそういった面もあるのかなあと思います。

 震災当初は一日当たり20時間位の放送時間があったそうですが、最近は20分位なんだそうで、仕事で出会った弁護士も「被災地の生の声って聞いてみないと分からないですよね」というのです。で、「地獄の淵を見た男」という東京電力吉田所長のインタビュー本をプレゼントしてみました。つまり、被災地にいる従業員とのうのうと(これは弊社の上司だけかもしれませんが)計算だけをしている人とは悲壮感が違う。賠償金が入るから使ってしまえ!っていうなら何故に従業員に渡さないのかが不満。だって、あの建屋に行くんですよ?思いっきり被曝してるし・・・・。その中で「休業補償」は払わないとか、精神的賠償を貰える人はその分給与を減らすとか言いだすし。挙句には一円も還元されない接待交際費と桁が違う役員報酬。もう!頭にきて反旗を立てました。

 去年の正月をどうすごしたのか、何を食べて何を話したのかも覚えていない。たぶん、いや・・・アパートで過ごしたことは間違いがないのですが・・・・。見たテレビも何も覚えていない。ボウリングに行ったんだっけ?おせちを食べた記憶もない。

 今年はお飾りをしなかったものの、重箱のおせち料理を頼み、お餅も届きとゆったりとしたお正月です。

 そんな中でも仮設住宅に帰省してくれる人も増えて、だんだん福島も復興しつつあるのかなと思ったりもしますが、自宅にはもう帰らないだろうなあという気持ちも強くなったりして。

 お正月だけ居住制限地区のみは宿泊が許されたとか。

 そういう地区はまだいいけれど。

 いっそのこと、津波で何もない方が良かったかなと思ったりして。諦めが付くじゃないですか。どうしようもないもの・・・・。でもねえ?目に見えない放射能物資があるからって言われても、どうすりゃいいんでしょうねえ?

 そんななかでも、テレビで故郷が映るとやはり食い入るように見てしまう。

 故郷は心の中に・・・しかないのかもしれませんね。


火中の栗を拾う

2012-12-26 22:45:17 | 日記・エッセイ・コラム

 大震災の後から弊社の業務は停滞状態。東京電力の事業補償は入るものの、赤字はまぬがれません。その中で暴走老人が出たので、取締役としては見過ごせないと立ちあがり、退陣を要求。おかげで何故か自分が「代表取締役」になりました。出世双六的には「上がり」ですけど・・・・。実情は一番苦労する立場。

 社長の報酬なんて言うのは、社員分を払った後に余った分でいいと思うのです。現場が一番優先だと思うのです。

 でも、先の暴走老人は先取りタイプ。東電賠償金を見越して、月額報酬が法外な金額、接待交際費も独りで行動するには多すぎる金額。これはもうほおっておけないと決意。対決をすることになりました。

 脳内メーカーで名前を入力すると性格が表示されるのですが、彼の場合は全部「金」・・・・これは納得。本当に金だけしか考えていない人。

 現場の実情を無視しての暴挙を許しておける状況ではないのです。原子力事業は現在停滞中ですからね。親会社も生き残りをかけての事業計画を模索中なんですから、下請けとしては何とか細々とでもすがりついていかないといけない。

 代表を解職させ、取締役も解任させ、これからは株式をどうするのかが問題。たぶんにこのまま黙って引き下がるとは思えないので、戦うしかない。

 その分、力が湧いてきます。

 勉強もして資格を取って業務に貢献できるように頑張らないと!

 震災からもうすぐ二年。前を向いて生きていけるきっかけになれば、自分の生きがいやこれからの人生設計も考えなおす事になりそうです。

 年末に気分を新たにするのは良いことですな。

 ともかくは、社員とその家族の生活を守るため、頑張らないと!


大風のもたらした出会い

2012-12-24 20:25:11 | 日記・エッセイ・コラム

 この地区は風が強く、家全体が揺さぶられる感じの時もあります。

先日はこの大風のせいで、玄関前の薔薇アーチが倒れてしまい直していたら、車です~っと近づき男性が声をかけて来ました。「いっつもいわきナンバーの車が止まっているけど~」というので「あ、はい」と答えると「俺は双葉町から避難しているんだ」と話します。あらまあ。「私は浪江です~」というと「あ~!やっぱり避難しているんだ!」と嬉しそう。「家建てたの?借りてるの?」と問うので、「新築しました」と答えると「俺もそろそろ腹を決めなきゃならないんだよなあ」と。そうなんです。双葉町はとても小さく全地区が原発から10キロ圏内なので、とても帰れそうにもありません。町長が動かないので町議から不信任決議案が出されていて、県内に戻ってきた町民が困っている状態。まだ三割位の住民が埼玉県加須市の旧高校校舎に住んでいるとか。不自由だろうに。会津に避難した時期もあったようですが雪に慣れる事が出来ずに、いわき市に移る人が沢山います。そういう自分もいわき市がいいかなとも思ったのですが、住めば都。こちらの方が便が良いし、住んでいて楽。雪と言っても「雪国」ではないので春まで「根雪」が溶けないということもないので、どかっと降った時だけ除雪すればOK。やはり慣れですね。

 ともかく、スーパーでも道を走っているだけで、おなじ地区ナンバーを見かけるとうれしくなります。

 「がんばりましょうね!」「がんばっぺな!」と言って別れました。

 たまたま外に出たので出会った同郷人。

 不思議な出会いでした。


日本の新幹線ブラボー!

2012-12-09 19:36:12 | 日記・エッセイ・コラム

 12/7 の 地震は 長かったですね。

 ちょうど新幹線の中でした。警報アラームが鳴り響き・・・・・「ん?」と思っているとす~っと減速する新幹線。で停まる直前あたりから「ガタガタ」と揺れ始め、完全に止まった後も揺れてました。すぐに停電。非常灯が点きます。

 しばらくして車内アナウンス。地震の為に停まったと・・・・。いや…知ってるけど。

 怖かったです。マジで。どうなるんだ?自分!的な。

 弁当も食べて飲み物もあったし、お土産のお菓子もあったのでいざとなったらそれで何とかなるかなと。携帯のバッテリーが危ないのでメールだけやり取りして、後はコンシェルで情報を得ます。おお!凄い!まじで津波来とるし!

 その後88分停車してゆっくり発車しましたが・・・・・・。二時間前に到着したので乗車料金の払い戻しはなし。う~ん。素晴らしきJR!きっかり二時間前には動かすもんなあ。ってそれよりも脱線もしないし、高架橋が落ちたりもしない!偉いなあ。日本の技術は!素晴らしい!

 阪神淡路大震災では高速道路が倒れて凄い映像でしたが、その後は補強したのか大丈夫なようですが、今度はトンネルが危ないとか・・・・・。

 劣化という点では仕方ないと思いつつも、亡くなられた方もいて、もう少しそういうところに税金を回すべきだなあと思ったりします。

 

 


うつ病からの復帰

2012-12-06 20:56:25 | ボウリング

 長いことうつ病に悩んでいました。原因は様々ですが最後に泣きついてゲットした薬が良く効いて通常の生活に戻ることが出来ました。10年もうつ病だったんです。だからボウリングは辞めたくはなかったのですが体が言う事を聞かない。練習会の直前までユニフォームに着替えては行くつもりで準備するのに、いざとなると「ダメだ!」って事がもう何百回もあったんです。

 おまけに78のスコアですからね。やる気がそがれました。

 しかし一大決心をしておニューのボールを買い、絶対に投げる!と意気込んだサーキット。アベレージは145と低迷していましたが、何回かジャストストライクも出せたし、最終ゲームでは8フレまでノーミスというのも出来た。投げていないのでボールを落とし気味になるからスイングが出来ない、握るので親指が抜けない、スパットミスをするという悪循環。右手が筋肉痛にもなるわけです。でも6Gは投げられた。二の腕以外は痛くない。従って信じて投げれば投げられそうだなと自信につながりそうな予感。

 今年はもう年末のマラソンボウリングへの参加だけですから、気楽です。昨日起こしたぎっくり腰が治れば参加したいです。

 洗濯機が壊れましてね。かがみこんで水を抜いていたらぐき!っと・・・腰が!

 一日泣いて寝てました。おまけに痛いのに娘に大外刈りなんかを教えたら・・・もっと痛い。当たり前ですが。

 出張もあるし・・・ああ!私はどうすればよいのでしょうか?っておとなしくしているしかないでしょうね。

 実家にいた時には都内まで三時間だったのが今は半分だし、日帰りも出来るのでラッキーです。従って都内でボウリングをしてもOK。ボールはどうしましょう?持っていくのか?これはまた問題ですな。

 震災で自宅が警戒区域に指定されボールのほとんどを置きっぱなしになり、少ない中でやりくりして買ったボール。良い感じなリアクションなので満足!

 来年はゲーム数を消化して再び全国を目指したいです。その為には190以上のアベレージ欲しいですね。頑張らなきゃ!

 やっぱり被災者とはいえ、落ち込んでばかりもいられません。もうすぐ二年を迎えます。年末は新築した家で過ごし、元朝参りに行くつもりです。

 息子も進学先がきまり、新しい支部で練習会に参加することを承諾してもらえました。なによりうれしいことです。

 支部がどうなるのか先行きは不透明ですが、やると言う限りは存続の方向で行くことになりました。

 まったく、大変ですが、ボウリング自体は楽しいのでこれもまたよし。

 うつ病の人に言いたい!

 絶対に治るから諦めないで!