あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

食べる力

2008-11-08 13:42:09 | 人生・生きかた

昨日の記事に対するカメさんからのコメントにインスパイアされまして
(いつもありがとうございます。カメさん



またまたCM(チャイルドマインダー)ネタでやんす



かつてCMの授業で「こどもの食事と健康」について学んだ時に受けた強いショック。
“なんとなくそんな気はしてたけど、そこまでとは・・・。”

引き寄せの法則ということもあるので、悪さを列挙することは敢えて避けます。


・・・が、ひとつだけ。一番ショックだったこと。

この飽食の時代に、“栄養失調”の乳児がいる、という事実。
なんと、“ムチムチしてぷくぷくな赤ちゃんの手足が嫌!”
という理由で、お母さんがおっぱいを少ししか与えなかったりミルクを薄くするのがその原因。


本当に、現実なの






食べることは、生きること。食事は、身体と心の栄養です。
特に、子どもたちにとっての食事は、生きる為だけではなく、他にも様々な目的があります。

1.食べる喜び体験する。
食べるという行為によって得られる“快”の体験

2.食べ物を通じて「味覚」「嗅覚」「食感」を学ぶ。
子どもは、最初は“ほのかな甘さ”しか感じることができません。いろんな食物を摂取することにより、味覚が発達するのです。

3.安心感や信頼感を育む。
家族や仲間と和やかな食卓を囲むことによって、安らぎや愛情を実感し、他者とのコミュニケーション能力が発達してゆきます。

4.食生活や健康に対する興味。
5.食事時のマナーの習得。



・・・まだまだあるのでしょうが、とりあえずこんなところで。



さて。
共働きのご家庭が多い現代。

お弁当やお惣菜を活用することは、決して悪いことではありません。
むしろ、そのことにより親御さんの負担が軽くなり、心身ともに余裕が出るのであれば、なにもしゃかりきになって手料理に拘らなくても良いのでは、とも思います。


大切なのは、食事の時間を、どう過ごすか(過ごさせるか)ということ。
たった一人で食卓に向かう“孤食”。
他の家族がいても、一人だけ、もしくはそれぞれ自分の食べたいものを個人個人で食べる“個食”。
食事は楽しいものでなく、ただ空腹を満たすだけの“手段”とみなす子どもたち。



あぁ・・・こんなこと書いていると、本当に焦ってくるな。
誰かが、伝えていかなくては。教えてあげなくては。

親御さんが忙しくてできないのであれば、周りの大人たちが。
たくさんの生き物の命をいただいて、私たちは命を育んでいる。
生かされていることを。

“だから「いただきます」なんだよ。”
“美味しいね。みんなで食べるって楽しいね。なんだか幸せだね。”


そんな普通の、日常生活の風景を。
少しでも多くの、体験をしたことがない、子ども達のために。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする