目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

大日三山&立山三山Part1~大日平山荘へ

2012-10-14 | 山行~北アルプス

大日平 標高約1600m 富山県 

2012年9月26日(水) 曇り

メンバー 山の神と私

コースタイム  称名滝駐車場11:33--11:53大日岳登山口--12:45猿が馬場12:52--14:00大日平(小屋近く)--14:15大日平山荘

4:40頃家を出発した。高速にあがると平日のせいもあって、スイスイ進む。順調に上信越道に入り、人がまばらにしかいない横川SAで朝食。さらに進んで工事中の妙高SAで休憩。北陸道でも有磯海SAで休憩をとって、立山ICで下りた。交通量の少ない道をこれまたスイスイ進んで、称名の滝駐車場には10:50に到着した。平日なのに予想外に車は何台も停められていた。さすがは大観光地、立山。

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左:称名滝駐車場 右:大日岳登山口

早めに到着したものの、予定通りにここで昼食にした。称名の滝の展望台(あまり見えないが)に移動し、コンビニで調達したおにぎりを食べる。年配夫婦があとからやってきて、粋なことに画帳をとりだしてスケッチを始めた。

11:33身支度を整え、駐車場のトイレに寄ってから出発した。滝へ向かう観光客、そして戻ってくる観光客が意外にも多い。一般車両通行止めの車道を歩いて、20分ほどで登山口に到着。先ほどまでは青空が広がっていたのに、山のほうからどんどんドス黒い雲が流れてきて、あっという間に空を覆ってしまった。しかし立山の市街地のほうを見渡すと、わずかながら青空が覗いている。

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2点とも:猿が馬場

蒸し蒸しした粘っこい空気のなかを登り始めた。山頂からはガスが流れてきて、すっかり天気は悪くなってしまった。山の神は登山口で長袖のウェアを1枚脱いで涼しげなかっこうで上っていたが、私はそのままで、たちまち汗だくになる。途中でたまらず、1枚脱ぐ。

猿が馬場には12:45到着。ベンチが置かれていて格好の休憩場所だ。真新しい木材が傍らに置かれていたから、ベンチを新しくするのかもしれない。腰をおろすと、滝の音に気づいた。称名の滝が近いからね。ただこの登山道からはその姿を拝むことはできない。

001img_6080 ここで遭難事故があったとか。供花が痛々しい

猿が馬場から登高していくと、トロッコというのか、小さなモノレールというのかが目に飛び込んできた。上のほうに視線をやると、かなり大掛かりに足場を組んで法面(のりめん)の工事をしている。そこへ資材を運ぶためのものだ。近くまでいくと、ちょうど資材を積載したその乗り物がぐんぐん上ってきた。さすがに作業員が乗っているその乗り物を写真には撮れなかった。観光資源じゃないからね。

さて、その工事現場を横切っていくと、牛ノ首の標示が置かれていた。隣には花が添えてあって、山の神いわく、ここで遭難事故があったんだって。そんなに怖い場所なのか。

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もう紅葉というのにまだまだ花は咲いていた。左:アキノキリンソウ 右:ミヤマダイモンジソウ

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大日平山荘近くの木道。木道の横では、草もみじへと衣替え中

木道が出てくるともう大日平だ。湿原が延々と続く。途中歩荷のお兄さんが座り込んでいた。へたり込んでいたといったほうがいいかもしれない。背中にはポカリスエットの山。ちら見をして、なあんだビールじゃないのかとちょっと失望する。もう気分は、山小屋到着ASAP(as soon as possible)ビールだからね。

そこからちょっと進んだところで、小屋がすぐそこだということに気づかずに山の神と休憩していると、先ほどのお兄さんが時折気合の声を発しながら、やってきた。すぐそこにベンチがあるし、小屋ももうすぐだよという。下山してきた人にも、すぐそこにベンチがあるよと教えられる。

大日平山荘には14:15到着した。山荘のスタッフに風呂の準備がすぐにできるといわれ、感激する。ここは風呂があるのか!順番が来てゆったりつかった後に、お待ちかねのビールをあおった。小屋の食事時には、本日お泊りの年配の夫婦と単独行のお姉さま、そして山の神と私の5人で山談義。みなさん北アルプスをよく歩かれていて、山の神とともに、ほとんど聞き役に回っていた。さあ、明日は、いよいよ大日三山!

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Part2大日三山へつづく
Part3別山・真砂岳・立山三山へ飛ぶ
Part4称名滝へ飛ぶ


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