標高 2645.6m 長野県
2014年9月15日(月・祝) くもりときどき晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 徳本峠テント場5:55--8:15上高地バスターミナル
昨晩は強風が吹き荒れていて、恐ろしいくらいだったが、ここは峠の樹林帯の中。風の直撃を受けることなく、事なきを得た。稜線上のテント場だったら、とても寝ているどころではなかっただろう。
4:30山の神とともに起床。昨日ほどには冷え込んでいない。
寝ぼけまなこでトイレに向かうと、徳本峠小屋の前で三脚を立て朝焼けを撮影している人がいた。私もカメラをテントに取りに行って、さっそく真似をする。しかし残念ながら、朝日が昇ってくるのは、この方角ではないんですと山小屋の人がいう。
山の神とそそくさと朝食をとり、いちばんにテント撤収を始める。今日が3連休最終日ということもあり、昨日よりはテントの数は少ない。
5:55下山開始。霞沢岳を目指して登ってくる人たちとすれ違う。水場まで下ると、昨日徳本峠小屋で宿泊を断られて、嘉門次小屋に泊まったのだという老夫婦が休んでいた。嘉門次に泊まると、行程が1時間半は増えるので、たいへんだ。昨日の山の神と私の疲労度を考えると、身震いしてしまう。
梓川沿いの道に出ると、下山者の群れがつぎつぎにやってきた。健脚者が多く、どんどん追い抜かれる。しばらく行くと、上高地のホテルに宿泊していたのか、ハイカーの姿も見えるようになる。8:15上高地バスターミナルに到着した。次の沢渡行きのバスが8:25発というから、あわただしく、トイレに行く。山の神はしきりにお腹が空いたといい、観光センターでコロッケを買っていた。
ほぼ満席になったバスは、沢渡に向けて定刻に出発した。8:55頃岩見平の駐車場に着く。車にザックを積んだら、さあ、どこか温泉に浸かっていこうと、山の神がスマホで検索を始めた。手っ取り早いのは、すぐお隣のさわんど温泉木漏れ日の湯だ。カーナビでも真っ先にここが出てくる。でも行ってみてびっくり。狭い湯船に、山帰りの男たち5,6人が所狭しと入浴していた。山の神によれば、女湯は貸しきり状態だったというから、男ばかりのパーティ。予定より早かったので、その分空いていると思ったのだが、甘かった。
さてあとは家に帰るだけだ。すでに交通量の増えてしまった道を移動し、松本から高速にあがる。しばらく順調に移動したものの、中央道は3連休最終日で当然ながら渋滞した。けれど時間がまだ比較的早かったこともあって、渋滞も短く、予想よりも早く15:00頃には家に到着できた。