セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

会葬御礼状

2010-12-06 | セカンドライフ
夕べ遅くお通夜から帰宅。
ドライバーY子はホッとした様子で、かいがいしく動き回っていた。
今時自宅でお通夜・お葬儀をする家は無くなっているが彼女の拘りで自宅で執り行われた。

ご親族に囲まれて永年寝起きされたお家から、送り出して貰えて、ご主人のお母様も嬉しい
事だろう。
かつては当り前の事だったが、珍しいと口々に言っているのが聞こえた。
「ささやかに家族だけで送りたい」と言っていたが、お付合いの多いご夫婦なので、受付けにも
一時行列を作っていた。

高校卒業以来、初めて会った同級生達はすっかり変わり果てて、男性軍は特に分からなかった。
○○君と言われても信じられない。面影が無い。
K君は色白できれいな面立ちの卓球部員だったけど、何度確認してもK君とは思えない。
野球部だったk君も「エッ?」と絶句。
っていう事は彼らも私の顔を見てギョギョっとしていたに違いない。
40年以上会って居ないんだもの。

私達は母屋から庭を挟み、広い車庫にストーブが置かれ、そこで一時雑談をしたが、90歳の方の
見送りなので、ご親族以外は涙も無く落着いた雰囲気だった。安堵して帰宅した。

こんな風に見送りそして見送られたら本望ですね~。

会葬の礼状には、最近通りいっぺんの礼状では無く、故人の人となり、生前の生活等が
記されている。
昨日の礼状には働き者だった、お洒落さんだった、細かい心遣いの人だった、
お茶をたてるのが好きだった、凛とした人だった、家族を癒してくれる人だった、等々
記されてあり、私もY子のお姑さんの一端が分かった気がする。

エピソード等が書かれて有るだけで心触れる思いだ。