セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

志賀直哉編(プロットメモ)

2011-07-02 | セカンドライフ
  シルバー大学 文学

◎志賀直哉「或る朝」 講師  成蹊大学教授 林 広親 教授
【講義概要】

「或る朝」その他 -志賀直哉の新しさ-
①小説と言うものは何を、どんな風に、書いて、も良いものだ。[森鴎外]その意味。
②小説とは何かという問題。
③「或る朝」を精読する。

一行一行作者が表現しようとする、心、感情について学ぶ。

プロットメモ
初めて耳にした言葉。先生は「これはサービスです」なんておっしゃっていた。普通は表に
出さない物らしい。実に細かく記録して有る。
先生が本を読んだ時に感じた事を丁寧にメモを残したもの。

自分が読書するとしたら、付箋を貼ったりカラーマーカーで印をする。
最近は先ずこの様に丁寧に読書をする事は無くなっている。

その都度、細かくプロットメモをと書き、疑問に思った事、感動した事等「なぜ?」と言う風に
記録されている。
今回の作品は小品集の中から、抜粋したものだが、長い小説等はこのメモとて、メモと言えない
程の量、内容になりそうだ。
そしてその答えが出る迄、「何回もじっくり読まないと読者なりの答えが出ない」と仰る。

専門家と言うのは、殆どの方がこの様に読書をされるらしい。
私自身が読む時は、時間に追われる様に焦って読むので「読んだ」と言う事しか頭に残らない。
これを結果、読書と言うのだろうか?と疑問に思う。
まあ研究家、専門家ではないからこれでいいかと我れを甘やかしている。