セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

「刑事コロンボ」観賞

2011-07-17 | セカンドライフ
                       ピーター・フォーク氏

時系列は定かではないが、1972年頃出産の為家にいた時分は、アメリカに憧れていて
米のテレビ映画から沢山情報を覗きたいと、わくわくしながらドラマを観ていた覚えが有る。

「コンバット」「奥様は魔女」「警部コロンボ」「大草原の小さな家」・・・・・

当時はドルが¥360の頃で、サンフランシスコのホテルにピアノの弾きがたりで行くと友達が言った。
200$/月の条件と言う友を見送りながら、とてつもなく豪華な仕事なんだ―と羨望の眼差しで
見送った事を思い出した。

特にアメリカの電気製品の発展が眩しかった。
冷蔵庫が畳一枚位の大きさだし、週末は大型自家用車で一週間分の食事をスーパーマーケットに買い出しに行く。
アイスクリームなんてバケツのサイズで好きなだけとって食べる。
パンだって山程キッチンに置いて有る、バターもキングサイズ、オーブンなんて見た事も無い頃の
アメリカの生活。

アメリカの広大な土地を走る大型車、カッコ良かったわ―。
キャデラック・シボレー・リンカーン・フォード・ジープ・・・余り詳しくないけど。


日本では良くても未だ二層式の洗濯機を使っていたし冷蔵庫も形だけあればいい方で・・・・。
近所では洗濯物をローラーに通してハンドルを回す脱水機を使っていた。

先日ドラマ「刑事コロンボ」で主演していたピーターフォーク氏が83歳で亡くなった。
米でもヒットしたらしいが、声優の小池朝雄さんが、胡散臭いコロンボ刑事を、更に怪しい刑事に
引き立て(実は正反対)日本でも大ヒットした。

刑事と聞けば、大抵はスマートで目から鼻へ抜ける様なキレ者が定番だったし・・・・
先日追悼番組で放映された物を、ビデオでゆっくり観た。
画像が昔と違い奇麗に修正されていた。当時はビデオも無い時代だから、家事を全部終わって
しっかり観た。

何せ普通の刑事物は、視聴者と一緒に犯人を追跡して行くのに、「コロンボ刑事」はスタートして
直ぐ1.2分内で殺人事件が起きてしまうので、見逃したらドラマの魅力が無くなるので最初が
肝心だった。

そして徐々に犯人を追い詰めていくのだが、コロンボは着眼点が鋭いので、単独の行動で事件を
解決して行く。
何故?って不思議で仕方が無かった。有名作家、有名俳優、歌手、実業家・・・・全く殺人犯から
一番遠くに生活する人をあの手この手で追いかけ、追い詰める。
そのストーリーが、一般人の私には、例えようも無く魅力で、その時間が来ると最初から気分が
高揚していた。

ピーター・フォークさん楽しませて下さってありがとう。安らかに・・・。

一時代は確実に終わって行く、どんな時代でも。現在の時代も40年後にはどんな終わり方をするのだろう。