セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

アナログ→地上デジタル

2011-07-23 | セカンドライフ
呑気に1年以上あると思っていたが、いよいよチデジ(地上デジタル)に移行する日がやって来た。
勿論被災地は除くが(そんな方法が有れば地域別にして急いで替えなくても良かったのでは?)
25日午前零時と言うけど、私の集合住宅では全戸移行が終わった事を確認した。

新しいテレビを買うか、専用チューナーを買えばよい。細かく言えば色々有るが・・・。
普通はこれだけ移行期間が有ったので皆さんとっくに準備は出来ていると思っていた。
東京地方では、当然従来のテレビは見られなくなるのだから、私も去年の内に買い替えた。
薄型の方が部屋が広く使えるので、先ずそれが優先した。

昨日行った、地域の文化センターに設置された、相談コーナーに高齢者が並んでいたので
驚いた。
地デジカ地デジカと、耳にタコが出来る程、何かにつけて宣伝していたので網羅されたかと・・・。

様子を見ていると「急にテレビが観られないって聞いて驚きました」「どうすれば新しいテレビが観られるのですか?」「ケーブルテレビってなんですか?」「ケーブルが無いのでどうしたらいいですか?」
概ねこんな質問。

たまたま私は、世間で高齢者と呼ばれる年齢には未だ少し間が有るけれど、自分が80歳前後の
独居生活で、余り世間と交流を持たなかったら・・・・
きっと工事が間に合わない2日前に並んでいたかもしれない。
いや突然「テレビが壊れたわ」と悲しむ状態かもしれない、と様子を見て思った。

そんな事当り前よ!と思う方達には関係ない話だけれど、現実を知って欲しいのです。
相談所にニか月前から担当者が、3人位机を前に並んで応対していた。
他の役所関係でも同じと思われるが総じて高齢者の皆さんは、不安が隠しきれない表情。

若い人には信じられないかもしれないが、本当に単語を聞いても理解出来ない年齢、理解する
のは面倒(無視)だと言う人は想像以上に多く居るのです。

自分が時代について行けるかどうか、自信は無いけど時代が変わると言う事はこう言う事です。
振り込め詐欺に遭ってしまう人、高い消火器を買わされてしまう人etc・・・・
未だに後を絶たないのです。他人事では無い。

遠くないいつか、わが身に降りかかる事なのです。社会に少しでも参加していたいと思うけど
将来を思うと不安でならない。
私が80歳になった時、どんな時代になっているだろう。
出来るだけ、周りの高齢者の方々には親切にして上げよう。今の時代の礎を作って呉れた
方達ですから・・・。

高齢化社会とはこんな事象でも有ります。


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