ＴＶ録画再生で・・・

連休も最終日、混雑の中を移動された皆さんお疲れ様でした。明日から又気持ちを切り替えお仕事等頑張って下さいね。
私は出来るだけ、混雑の時はじっとしている事に決めていますので、ニュースの報道を観る度に、このチャンスにしか帰省できない方々はご苦労な事だとつくづく思います。

家にいると、最近の録画を消化しましょうと何気なく何時もの番組を再生した。沢山の番組は録画できないので数番組を録画する事に決めている。
その中の一つは、毎週日曜日７時pm～聾者に関係する番組が一時間有る。手話は20年程前から6年間、区の手話講座を受講し、サークル等にも入っていた。定年後は手話と遠ざかっているので、単語など忘れてしまわない様に録画だけでもと思い観ている。

その中の「聾を生きる・難聴を生きる」を再生していた時の事、突然、元同僚Ａ子さんが出演しているではないか。彼女はその会社の健康保険の担当をしていて、若い男性聾者に、仕事を教えている所だった。とっても自然で優しく、教わる彼も又不安な様子も無く、しっかり納得しながら教えて貰っている。二人の関係は上手く行っているのだなと安心した。5.6年のお付合いらしい。

直ぐに「テレビを観ました。ご苦労様です」とメールを打つと、彼女はびっくり仰天していた。「誰一人にも教えていないのに・・・・」と。彼女はＮＨＫ・Ｅテレから取材の話が有った時、かたくお断りしたそうだが、聾の彼が「たってＡ子さんにお世話になっているので、彼女に取材して下さい」と言ったとか。本当に日頃のお仕事上で、信頼し感謝しているのだと言う気持ちが伝わって、私まで嬉しくなってしまった。Ａ子さんは「私はね手話出来ないので書いたり口を読んで貰ったりで伝達しているのよ」もう十分なのだ。聾の人達は、筆談（書いて伝える）や口話(コウワ、相手の口の形を見て読み取る事)に優れているのでなんて事は無いと思う。

それよりも、相手が気持ち良く教えてくれているか？面倒くさがっていないか？なんて事に敏感に反応をするのである。
Ａ子さんの、優しさに頭が下がる思いがした。お世話様Ａ子さん。


手話が出来なくても、上の指文字を覚えて頂ければ、単語などには参考になります。