セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

青森・八甲田丸⑦

2013-05-20 | 旅行 見学
 後方⇒

  花毛布⇒


      日常を乗せて往復していた青函連絡船、沢山お店も乗せていたのね。


前に立つとパパパパ~ン♪と演奏が始まる「津軽海峡冬景色」の碑 Aファクトリーで買った栗アイス、スプーンが木で食べ易い。
 

私は電車と船が好きな様だ。それが証拠には、それらを見ると胸がときめくからだ。ドキドキワクワクと。現役の青函連絡船でも無いのに・・・・とは言えかつては、日常を乗せて青森港から函館港迄往復していた働き者の八甲田丸さん。既に役割を終えて、メモリアルシップとして青森駅近くの海岸に係留されている。
私はとうとう乗らずじまいだった。青森駅を降りるとフェリーに乗る為に、皆競争で桟橋を駆けたと聞いている。今回は天候が良かったら船に乗り海から函館を眺めて見たかったし、帰りは電車で海底で帰って来ようと時間を計っていた。勿論十分日帰りで往復できるが海が穏やかじゃないと怖い気がしていた。当日の波は荒くなかったけど、靄の為全く前面が見られなくてこれでは函館山も見えないと諦めた。天候が良ければ函館から見える、青森港から来る船を見て胸が一杯になった物だ。

今回往復してしまうと、もう願いが全て叶ってしまうので、一つ位は残しておきましょう。と言うわけで、海岸べりに有る船を見学して見ようと決めた。後ろから来た一人の女性は、何と名古屋の女性だった。船の担当の方がサービスで詳しく天辺まで案内し説明して下さった。

青森・出歩けば出会う⑥

2013-05-20 | 旅行 見学
        
         ホテルのロビーの横に有った緞帳の様な織物

三日目の朝食は八戸郷土料理「せんべい汁」これがお出汁が良く出ていて美味しいこと。
         
2012年(平成24年)の「B-1グランプリ」第7回大会でゴールドグランプリ受賞。

地元の生産者さんのリンゴ果汁、此れも絶品

街中を相変わらず歩いてばかりの私。電車でも特急もいいけれど、各駅停車の電車に乗ると、地元の人達の訛り言葉が沢山聞けて愉快な物だ。だからって、会話の内容はさっぱり分からない所が面白い。雰囲気が楽しそうな、日々の生活の話だったり。一人旅ならではの楽しさに浸った。

優しさと言えば、私が青森駅に着いた時も、エスカレーターの無い階段を降りようとしたら、地元の女性らしい、お姉さんが「お持ちしましょうか?」とさりげなく声をかけてくれたり、優しい方にばかり出会っている。簡単なっ事だけど、自分にそんな優しさが有るかしら?
パソコンは、ホテルでも貸してくれるけど¥1,000/日だと言うので、旅に出て一日部屋でパソコンってのも冴えないなー・・・・と躊躇していると、ホテルのスタッフが「短い時間でしたら駅前の観光協会でも借りられますよ」と教えてくれた。

確かに10分借りれば済むんだもの。100円って嬉しい。と思ったら二日目には「アウガ」地元のデパートの四階には、無料ので貸してくれるブースが有ります。ゆっくり出来ますから行かれて見ては?徒歩2分位ですよ」と笑顔でガイドしてくれるの。100円が惜しいわけじゃないけれど「ゆっくり無料で出来ますよ」と言う助言に従う事にした。

地元のデパート「アウガ」フロアーの半分位が、パソコンで埋まっていて、目的別にブースが分けて有った。
県庁の経済や就職関係、細かな事をゆっくり調べたい人や、観光地の事や学習の事を、細かく調べたい目的、私の様に単純にオープンしたい、様々な用途でブースが決まっていた。名前と電話番号を書くと簡単に貸してくれる。嬉しいじゃないの。青森市のサービスの一端らしい。市民に優しい行政?担当者もよそ者の私にも丁寧に、市内の事を教えて下さる。
私の探していた市民の市場は、なんとこのビルの地下にワンフロア―有った。

   

数百軒も、差し詰め築地の場外店の様な小さなお店が、所狭しとぎっしり並んでいる。勿論匂いは魚市場の匂いが充満。それ程不快な感じではない。
随分ゆっくり見ていたら、若い店員さんが「お客さま此れ召上って見て?、買わなくていいんだから」とおつまみ風のお魚を差し出す。彼女は札幌からお店の長男さんに嫁いだそうだ。全く何も分からないで、こんな事をやるなんて面喰らっちゃった。でも赤ちゃんを保育園に預けて居るんです」ってご主人は会社員だそうだ。

舅と、経験10年位のパートおばちゃんと三人でお店番をやっているが「彼女が明るく頑張ってくれて売り上げが右肩上がり、頑張り屋だよ」とおばちゃんは褒めていた。
さもありなん、周りを見渡せば、殆どシニア層の店員さん。顔見知りの人が来ると声を駆けてお喋りをしている。
20歳代の若い、元気はつらつのお姉ちゃんが、大きく可愛いく声をかければ、買うつもりの無い私だって足を止めて買ってしまう。私が買っていると何人かつられているし。そこだけスポットが差した様な活気になっている。良いお嫁さんが来た物だ。無愛想な舅社長では、私とて足を止めずスル―した筈。

色々大変なストレスも有るらしいけど「青森県人は、札幌の都会人より優しいので、気に入っている」そうだ。何時迄もお喋りしている。嫌みのないさっぱりした可愛いママ。
私まで元気を貰い、幸せな気分になった。又彼女に会いたくなってしまう。彼女もお喋りして、溜まっている思いを吐き出したいようだ。応援しているよ~~