セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

青森r・棟方志功記念館⑤

2013-05-19 | 旅行 見学
       

三内丸山遺跡を数時間歩きまわって大分疲れた、がしかし美味しい栗ソフトクリームの美味を味わったら、すっかり元気になって、この後どうしようかと切り替えた。
たしか、棟方志功記念館が有ったはず。あちらこちらでも随分観たけれど、青森のはここだけだと思うと寄ってみなくちゃ惜しいわ、と思い行く事にした。

余りお客様は居ないのでゆっくり、見て回った。突然正面から「阿川佐和子さん」と顔が合った。旅に出る前に、見た「サワコの朝」を観て、栗原はるみさんのお店に行った事を思い出し、その話をした。
明らかに知っているのに顔をそむけて通り過ぎる事の方が失礼な気がして「こんにちは~」とご挨拶をした。佐和子さんは、爽やかに、にこりと笑顔を返して下さって立ち話をした。身長は150cmと小柄だけど、全体のバランスが良いのでとても素敵に見えた。めんこい感じ。

 阿川佐和子サン 彼女のイメージ
ここで私は、アッと気付いたのだ。私がホテルを取れなかったのは・・・。 第61回全日本広告連盟(全広連)のイベントが開かれたのだ。そしてまさに今、目の前にいる阿川さんはその会の「記念講演」に見えたのだ。1,000名以上も入る大きな会場なので、関連してホテルが殆ど満室になっていたのだ。どれだけ苦労してネットで探し回ったか。うっかり「貴方のお陰で苦労しちゃったわよ」ご本人のせいにしそうになったじゃない。
成る程~と漸く理解出来てスッキリした。彼女に八つ当たりをしなくて良かった。私とて、お花の時期が過ぎれば簡単にホテルが取れると思ったのに。でもま、結果満足な宿が取れて良かった。

        

 
市内には便利なバス「ねぶたん号」が有り一回¥200で利用できる。今時はどこでもシティーバスが有って訪問者には便利な足になっている。

青森・三内丸山遺跡 ④

2013-05-19 | 旅行 見学
     朝食のスープはホタテ入りカレースープ。

    

一晩休んだら、元気快復8時頃朝食をとり、新聞を読んだりした後、今日の目的、市内に有る三内丸山遺跡サンナイマルヤマイセキへ。駅からタイミング良くバスが出ているので並んだ。皆さん地元の聾者の皆さんと通訳ボランティアさんが固まっていた。私も仲間だと思ったのか、通訳さんに「どこのサークル?」と訊いて来た。

「私は旅行で東京から来ました」と言ったが、青森まで来て聾の方達とお会いするなんて、此れもご縁と言うものかしらと感心。皆さんは東京の事を聞きたがった。下手な表現だけど皆さんが一生懸命理解しようとして下さったので、楽しく会話が出来た。

どこに出かけても、出会いってある物なんですね~。
同じバスに乗って、私の方が皆さんより先まで乗って三内丸山遺跡で下りた。
思っていたより遥かに広大な古代の生活の場だった。

    
大型竪穴住居跡 共同作業、集会、冬場の共同生活の場と思われる。

南盛土   
 ↑ ↑                        道の両脇はお墓が連なっている。
大量の土器、石器、土偶等が捨てられていて1,000年間で丘の様になった。

竪穴住居中にも入れる。

家族構成が4.5人と思われる。
 
 ・   ・    ・     ・     ・      ・     ・掘立柱建物   

15,000年の縄文時代の内、特に遺跡が出ているのは5,000年前位からの物だ。偶然にも新幹線に乗って読んだ「トランベール」は縄文の旅の特集だった。新潟県&長野県の遺跡も又5,000年前の物だった。青森の土石より、大分進化したデザインや模様のこんだ土器だった。

既に日本中に定住生活をする地域が数多く有った様だ。
それにしても信じられない昔、結構文化的な生活をしていた事に驚きだ。

現地ではボランティアさんが、1時間を目途に案内して下さる。私達のグループは5.6人集まって案内して頂いたが、ボランティアさんは熱心に案内して下さり一時間過ぎても続けている。「大丈夫ですよ、私ね自転車で来ているの、家は直ぐなのよ」なんて気さくな笑顔でじっくり聞かせて下さった。有難い事です。入場料だって無料なのに。

昔から、こちらには大規模な遺跡が有ると言う事は知られていたそうだ。川のすぐそばで栗や、ドングリなどの沢山有る森林だったので、生活がし易かったのだそうだ。もっと以前には海だったんですって。

お魚も豊富にとれて食の心配が殆ど無かったんですって。500軒位の家(集落)が有ったそうだが、切りが無いので代表的な物を残しているそうだ。未だ丘の上の方も来年辺りから採掘が始るそうだ。

ミュージアム内で食したランチ&栗ソフト(極うま)
  
ミュージアムの展示品 ↓
 
 首の所は後で組み合わせた線


木の年輪は150年分
 




土器はバラバラに有った物を丹念に組み合わせた。

人骨の出土はごく少ない。

青森・一人旅ホタテご飯③

2013-05-19 | 旅行 見学
弘前城(ヒロサキジョウ)公園内を一人で歩くと言うのは、制限が無いのでいくらでも歩きまわれてしまう。随分ゆっくりお花見見物をしてしまった。寒い中で咲くお花は、都会で咲くそれより、やわでは無く毅然と花開いている感じがした。お茶を飲むのも忘れ見入ってしまった。

        弘前城天守

1600年(慶長5年)大浦 為信は関ヶ原の戦いで東軍に付き、徳川家康より2千石の加増を受け4万7千石の弘前藩が成立。
築城主 津軽為信・信枚
築城年 1611年 主な改修者津軽寧親 主な城主 津軽氏 廃城年1871年

1895年(明治28年) - 弘前公園として市民に一般開放される。現在も弘前公園として市民の憩いの場になている。

お茶もコーヒーも飲まず、ひたすら歩きまわった。夕飯は既に決めて有るから、私らしくちゃっかりしたものだ。JR青森駅に下りた時から、夕飯は帆立て貝にしようと駅前の専門店に決めていた。
ホタテ握り 
    
        焼醤油味 
               焼みそ味

これらには大満足、思っていた通りの新鮮なお味でした。
向かいの席に居た女性(アラフォー)は日帰りで青森出張だったそうで、新幹線最終便で帰京するんですって。お仕事とは言え大変そうだった。暗い表情が段々明るくなり彼女も、美味しくホタテを味わったと思われる。

先に席を絶つ彼女に「お気を付けて楽しい旅を」と言われ、胸がぐっときた。「貴方も、お仕事が有る事を幸せだと思って頑張ってね」と声をかけた。現役の時代は辛いと思うとそればかりで頭が一杯になって、全てがマイナス思考になてしまう様だ。可哀そうに迷いの多い時なのね、と応援とも同情とも言えない気分になった。でも最後の別れの笑顔できっと気持ちを切り替えて暫くは頑張れるだろうと感じた。頑張れ現役さん!