東山魁夷画伯
正面からして素敵でしょ?
千葉・市川市に日本画の巨匠、東山魁夷画伯の記念館が有る事は知らなかった。私は東山魁夷と聞けば、長野・善光寺右サイドに有る美術館だけかと思っていた。長野市に行く時は必ず観賞して楽しんでいた。
ブロ友さんとは有難いもので「ひろたん」さんから教えて頂いた。市川市にも有る事を。
行きたい、行きたいと稲毛に住むアルバムMさんに頼んであり漸く実現した。
お賽銭もあげず無断で「中山法華経寺」境内を横切らせて頂いて15分程、住宅街を歩いて漸く目の前が開けた。
建物を見た時から「素敵!」と力が抜けそうになった。しかし、なに分にもお腹が空いているので、収めない事にはゆっくり鑑賞も出来まいと、ランチからスタート。
「精養軒のカレーライス」を頂く事に即決。ケーキは二人で半分ずつ。こちらのコーヒーは私の口にぴったり合う物だった。最近こんな美味しい物飲んでいなかった。「おかわりどうぞ~」とお愛想の良いスタッフさんがドリップしたてですからどうぞと。たて続けではないが、幸せ感が長時間。コーヒーやケーキのお皿も彼の代表作道をプリントしてあって嬉しい気分。余りにも爽やかな風が吹くので、お庭もゆっくり見せて頂いた。
お皿のプリント逆でした。ご免なさい。
記念館は、静かでゆっくり鑑賞で来て良かった。日本画を好きで、知識のあるM子さんは、スタッフに細かい説明をして頂いていた。丁寧に知識も豊富デ、淀みなく教えて下さった。
私は日本画の、岩絵具についてもそれ程詳しくはなかった。胡粉などの顔料、膠、硯、墨、絹本、和紙、刷毛、付立筆や彩色筆等の筆、陶磁器の筆洗(ひっせん)など必要とする物が展示されていてとても勉強になった。日本画は奥行きが感じられるのはこんな技法が有るのよ、なんてM子さんが説明してくれた。
デッサンから完成までの工程が中央に展示されていて、ますます興味を引かれた。
東山魁夷氏の若い頃の、思い出の記念写真(四人で並んで)が貼って有ったが、M子さんのお友達のお父様だと言うので急に親近感も覚えた。
東山氏は日展の初回(落選)から、公募に応募する積極的な活動をされていて第三回に入選となっていた。奥様のお父様が娘婿の才能を見出し、10年はかかると応援して下さったそうだから、何とも恵まれた画家の生活と言える。
広いお屋敷です
とても記念館が大好きになってしまったので、秋ごろ又出かけたいと思う。コーヒーも狙いながら。
その後、駐車場を挟んで東山魁夷氏が半世紀も生活をしたと言う、家を見たり良く整理されているお花を眺めたり、ワクワク長い時間を過ごした。
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↑シベリアアイリス