なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

飯盒炊さん・お焦げ

2010-04-16 00:02:08 | Weblog
 炊さんの”さん”のところは漢字で表記出来るのですが当用漢字には無い文字ですし、IMEパッドで探すにしてもやらと面倒な文字ですので平仮名のままにして置きます。
 さて昨日「雪見遠足」のところで、「海から遠い地方の人が海を見に行くみたいなもの」と書きながら思い出す事がいくつかあります。
 海の近くで育ちましたから、夏は林海学校は無くて林間学校。
  地元のアユ釣りで有名な興津川の上流で川遊びとか、ミニキャンプとかが行われ、メインイベントが飯盒炊さんなのです。
 マアそういうわけで私の中では「雪見遠足」から「林間学校」、飯盒炊さんと捻じれながら繋がって行くのです。
 小学校の6年が対象でしたが、丁度私の年から林間学校は無しになりました。
  代わりに町内会で同じ場所でのレクレーションをやってくれましたが、キャンプ・炊さんは無しでした・・・
 案外、行われなかった思い出ですので拘りがあるのでしょうね。

 ところで当時飯盒炊さんは焚火で行うので、実際はこれで上手にご飯を炊くのは難しい。
  家での炊事も薪・釜でしたがたまにはお焦げが出来るのですから・・・
 尤もお焦げがすきでしたから、お焦げは奪い合いでしたが、、、飯盒のお焦げが丁度良く出来るのは至難の業でしょう。
 飯盒という道具は記憶では軍隊の野外活動の道具だったでしょうか?
  これが野外活動と言う事で登山用品として使っていまして、高校の山岳部でも備品にありました。
 尤も丁度この頃が備品の変わり目で実際には使った事はありません。
  飯盒・焚火からコッフェル・ラジウスに変わって行って、より持ち運び簡便に、天候に左右されず、燃料調達の心配が無くなって行きました。
 家でも電気釜の普及でお焦げとは縁が無くなり、キャンプでもほぼお焦げは無しになりました。
  
 最近良く利用するのですが、近くの駅前に小さなおにぎり専門店があります。
  鶏牛蒡おにぎりなどが並んでいるのですが鶏はパス、普通のおにぎりも買わない・・・専らお焦げにぎりと塩茹でたまごです。
 何ともお焦げが懐かしい味で、懐かしい食感なのです。
  1個80円のおにぎりと50円の茹でたまご・・・これで満足してしまうのですから安上がりの出来ています・・・マアたまにですから良いのでしょう。

 最近売り切れることが良くあるのです。
  きっと私と同じように感じている人が増えたに違いないと思っている。
 * お焦げおにぎりを卵スープとかキノコスープの中に入れて食べるのが好き・・・「猫飯」と言う勿れ、最近のネコの方が贅沢なものを食べている。
 マア、考えて見れば「自家製お焦げスープ」と命名すれば何やら食事らしく見えて来ます。