なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

観察・見学・見物

2011-06-03 00:58:10 | Weblog
 どれも、何かを見る事に変わりが無いのだから、細かに定義する必要は無いかもしれませんが、このところ気持の上で、この辺りの違いに拘っている。
 写真を撮っていて、対象は主に野鳥だから最も単純に考えれば理科・生物系で観察。
  しかし、記録として写真に撮って、自分にも他人にも見せるわけで、その部分を強調すると、何かを表現と言ったら大袈裟だけれど、自分で書いた絵を見せるようなところはある。
 初めに挙げた言葉を簡単に言うと
1、[観察]実態を見て理解を深める・・・マアそんな感じ
2、[見学]見識とか知識を広める・・・
3、[見物]見て楽しむ。
 野鳥の写真に嵌っている自分の姿を考えると、まず3は間違いない。
  そして撮れた写真にある程度の自己満足を感じるか、あるいは大したことが無い写真でも人に「好いね」と言って貰えるのが嬉しいとかの、一種の子供っぽい気持ちは充分にある。
 そして、そういう気持ちを満足させるには、鳥をよく観察し行動パターンとか、癖を憶える事が大事、、、これが無いければ単に行き当たりばったりとなってしまう。

 結局野次馬的見物であっても、見学とか観察の要素が無ければ初期の目的を果たせない訳ですネ。
 それに、ネットの情報とか先輩の話などで前もって知識を仕入れて置く事や、自分で見た事を整理しておく事も大事、、、
 何だか遊びだか勉強なのか区別がつきにくいけれど、深みにはまると言う事はこういう事なんでしょう。

 さて、こういう事は最近目にした鳥の行動とか、ネットでの知識で面白い事がありました。
 例えばチョウゲンポウは専業主婦タイプで、オスがせっせと餌を運んで来る。
  巣の近くの待ち合わせスポットでオスが「キンキンキン」と金属的な声で鳴けば、「餌を獲って来たよ」という合図。
 メスは外敵が居ない事を確認してスポットで餌を受け取って巣に持ち帰る。
  概ねこういうパターンですが、ツバメの場合は共働きに近いが少し違う。
 イメージではオスメスが交互に卵を抱くイメージでこれだと共働きだけれど、見ていると殆どメスが卵を抱いているように見える。
 メスとオスが抱卵交代の場面も見たけれど、「交代」ではなくメスが巣を留守にして出掛ける場面の方が多く見ました。
 マア、10分程度で帰って来ることが多かった、、、多分メスは空腹で食事に行ったのだろうな、、、。
 こういうささやかな発見も楽しいものです。
 
 さてネットで仕入れた知識では、、、
  もし番いの内何らかの事故でオスが死んだ場合、別のオスがやって来て、巣に居る雛を巣から落とす事がある、、、。
 反対にメスが死んだ場合、数羽のメスがやって来てその内の1羽が子育てを引き継ぐのだとか、、、
 と言う事は番いになっていないオス・メスが結構いると言う事ですね。
  飛んでいるツバメの中には既婚者と未婚者が入り混じっていると言う事でしょう、、、そんな事を考えながらみるのも楽しい。
 それって、「観察」+「見学」+「見物」全部ありですネ。