なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

騙される?構造

2011-06-27 00:12:19 | Weblog
 私、「お宝鑑定団」という番組が好きです。
  出品者の期待を込めた金額と、プロの鑑定者の鑑定金額のギャップが面白い事も有りますが、普通美術館とか博物館でしかお目にかかれないような美術品が、普通の(マアそういうものを所持している事自体普通ではないか・・・)家にあると言う驚きや、美術品の故事来歴のようなもの、あるいは鑑定者の蘊蓄を伺う事も嫌いでは無い。
 我が家には、残念ながらお宝は無い。
  父は代々続いた神主であり郷士の家の出ではあるが、その家は祖父の代で一度没落寸前まで行ったし、第一父は二男ですから、何も相続するものは無かった。
 分けたくても分けるものが無かったのでしょう。
  しかも私も二男坊ですから、、、何も無い家の二男ですから。
 持っているものと言えば、ひょんなきっかけで購入したリトグラフ、、、その作者の別のリト、モノグラフ、有名になっていない作者のスケッチ、、、。
 これらはバブルの時代のものなので、多分実際の価格の倍ぐらいの値段だったでしょう,,,
ジャパンプライス・サプライズ。
  マア、それでも値上がり待ちみたいな事では無くて、りビングなどに飾って楽しみ、子供たちにも自然に目に触れられるようにしたのですから、投資では無いのですから充分に役目を果たしたとは言えるし、今も居間の壁玄関の壁にある。

 さてお宝鑑定団に話題を戻します。
  よくあるパターンで「高値間違いなし」と本人が思い込んでいる者が実は価値のない偽物だったり、、、
 借金のカタとして受け取ったものが、、、実は貸したお金の十分の一にもならなかったり、、、 もう一つあるパターン
  例えばある品物を見せられて気に入った場合、それを売って欲しいと言うと、持ち主が逃げ腰になるテクニック、、、恋愛テクニック?に似にていて『追えば逃げる』
 「イヤ、これは売り物では無いので売ることは出来ない」と断られる。
 「そんな事を言わずに、そこを何とか売って下さいよ」と頼むと
 「これは出すところに出せば相当な価格がつく、、、国宝並みの価値があるから安くは無いよ」
 「どうしても欲しいので値段を言って欲しい」と言うような流れになる。
   品物を持っている方はお客がのめり込んで来るとしても、まずは「売る気が無い」素振りをする、、、なのに『国宝級』のなのに「そこまで熱心に頼まれてしまうとト、、、マア300万で良いよ』なんて言う流れになる。
 国宝級が300万で買える筈が無いのに、この辺が騙されのコースに乗っているので冷静な判断も出来ず目も見えなくなって来ているし第三者のアドバイスを聞く耳もふさがっている。
 300万で買えた事に感謝しかねない心理とはなる。
  
 私の場合こういう詐欺コースに嵌り込む心配は無い。
  仮に天才的な「オレオレ」が来ても無理、、、肝腎な支払う元手が無いのですから気分は壊す事があっても実害はない。
 
 実際の被害は無いものの今日は自分で自分をだます事がありました。
  ある公園の池にカワセミを探しに行った、、、。
 見ると「木の中にカワセミが居るではないか」
  姿かたち鳥の姿勢、色合い、、、早速リュックからカメラを出してレンズをセット。  
   距離15メートル(この距離が微妙な距離なんです)、ピントを合わせ連写で数枚撮影、、、しかし{??}。
 カワセミと思しき影は全く動かない。
  よーく見るとドウモ葉の形、色のついた葉
 赤い葉がカワセミのオレンジ色のお腹と混同していた、
  葉柄の形がカワセミの嘴見たいなムード。
 そして全体のフォルムがカワセミの姿勢に似ているともいえる。
  しかし、しかしよく見れば分かるのに。
 写真を撮りたい撮りたいと思っているとこういうバカみたいなミステイクをやるんですよね。
  マアお金を失う事は無いけれど、心理はお宝鑑定団と似ている。